海外で暮らすにあたって、銀行をつかうことは欠かせません。
現地で銀行開設するには、その国の言語や英語でのやりとりが必要であることなど、様々なハードルがありますよね。
今回は僕が体験した中でも、最も早く簡単に口座を開設できたネット銀行「Revolut」を紹介します。
Revolutを使うと、どんなメリットやデメリットがあるのかが気になると思いますので、詳しく紹介していきますね。
Revolutってどんな銀行?
Revolutは2015年7月に始まった、英国初の700万人を超えるユーザーが利用するネット銀行。
欧州経済地域(EEA)、オーストラリア、カナダ、シンガポール、スイス、米国の法定居住者が利用できる国際的な銀行です。
実際の為替レートで保持、受け取り、交換することができ、さらに無料で国内および国際送金することができます。
Revolutの価格とプラン
Revolutはスタンダード、プレミアムそしてメタルというプランが存在します。
それぞれのプランで提供されるサービスについては、以下の表を確認してみてください。
【無料アカウント】
- 無料の英国アカウント
- 無料のユーロIBANアカウント
- 銀行間為替レートで150以上の通貨を使用する
- 隠された手数料なしで、1か月あたり最大5,000ポンドの30フィアット通貨で交換
- 1か月あたり最大£200のATM引き出し※その後、ATMの引き出しごとに2%の料金
【プレミアムアカウント】
- 無料の英国アカウント
- 無料のユーロIBANアカウント
- 銀行間為替レートで150以上の通貨を使用する
- 30フィアット通貨での交換-月額制限なし
- 1か月あたり£400 までのATMでの引き出しは無料
- 海外医療保険
- 手荷物の遅延およびフライト保険の遅延
- グローバル速達
- 優先顧客サポート
- 5つの暗号通貨への即時アクセス
- 専用デザインのプレミアムカード
- 使い捨ての仮想カード
- LoungeKey Passアクセス
【メタル】
- 無料の英国アカウント
- 無料のユーロIBANアカウント
- 銀行間為替レートで150以上の通貨を使用する
- 30フィアット通貨での交換-月額制限なし
- 1か月あたり最大£600のATM引き出しは無料
- 海外医療保険
- 手荷物の遅延およびフライト保険の遅延
- グローバル速達
- 優先顧客サポート
- 5つの暗号通貨への即時アクセス
- 専用のRevolut Metalカード
- 使い捨ての仮想カード
- LoungeKey Passアクセス
- すべてのカード支払いで、ヨーロッパ内で0.1%、ヨーロッパ外で1%のキャッシュバック
- コンシェルジュにアクセスして、ライフスタイルを管理しましょう
手続きに数分。当日中に開設できた
Revolutの最も優れていると感じるところの1つが、手続きに数分しかかからないことです。
手続きを終えてインターネット回線の弱い環境でパスポートをアップロードし、個人情報の審査を終えるのに半日ほど。
書類のやりとりやビデオ通話での面倒な認証作業を経ず、銀行口座を開設することができました。
気軽に海外送金できる
為替レートで毎月最大6,000ユーロを海外に送金できます。
もしこの金額を超える場合は、追加される手数料は0.5%。
実際ビジネスをしないかぎり、毎月の生活費で6,000ユーロも送金しないと思いますよ。
プレミアム及びメタルのユーザーは、高い為替レートや手数料なしで、毎月海外送金することができます。
日本で収入を得てユーロに換金
そのため日本で収入がある場合でも、アプリ内で日本円をアップロードし、円からユーロに両替することで、割高な手数料をかけずに海外で過ごすことができます。
しかも150を超える通貨を扱えるので、Revolutを愛用するデジタルノマドがいるほど。
定期的な支払いができる
Revolutは定期的な支払いを設定することができます。
たとえば、家賃や電気代などの固定費の定期支払い。
自動的にお金を送れる設定ができるのは強い味方になりますよ。
安全性について
Revolutのすべての資金は、リスクの高い投資銀行から切り離されたグローバル銀行で管理されています。投資銀行の活動に伴うリスクから守るためです。
これはつまり、基本的にRevolutもパートナーの銀行も貯蓄しているお金を貸したり投資したりしないことを意味しています。
Revolutを開設するメリットとデメリット
ここからは、Revolutを使う上でのメリットとデメリットを紹介していきますね。
日本語で利用可能
Revolutのアプリは日本語に対応しています。
海外で暮らすにあたって様々な銀行の選択肢を挙げられますが、日本語で扱える安心感は計り知れないですよ。
ビデオ通話認証がなく、書類のやりとりもない
海外銀行の口座開設にあたって、その国の言語または英語でやり取りすることになるでしょう。
ドイツでは、もちろん主にドイツ語です。
しかしRevolutの場合、口座開設にあたってビデオ通話での認証がありません。
ですから他言語でのやりとりに慣れていないタイミングでも、対話や書類に頼らず、アプリ上で簡単な情報の入力と個人情報の承認によって口座を開設できるのは本当にありがたかったです。
ネット銀行ならではの仮想カード
物理的なカードは置き忘れたり盗まれたりする可能性がありますよね。
プレミアムまたはメタルアカウントのユーザーは、使い捨ての仮想カードを発行することができます。
それによって高められるのが安全性ですね。
今やサイバー攻撃によって何百万人もの人々が、個人情報や財務情報盗まれる危険性があります。
なぜなら、オンラインで買い物することが一般に浸透しつつあるから。
このような状況で利用したいのが、使い捨ての仮想カードです。
仮想カードで決済を行うことによって、ハッカーが詳細を把握できたとしても、カードをアカウントから削除するのは常に数回タップするだけ。
仮想カードは海外生活でリスクを回避する最良の手段になります。
Apple Payを利用できる
日本でも一般的になりつつあるApple Pay。
安全かつ簡単な支払い方法ですが、RevolutもApple Payに対応しています。
iPhoneまたはApple Watchで迅速かつ安全な支払いを行うことができますよ。
Revolutのおかげで、デンマークに行ったときには1度も現金を持たずに(!)4日間を過ごすことができました。
つまり手持ちのお金を両替所の割高なレートで両替せずに、アプリ上で資金を補充し、DKKに両替して、全ての旅行費をApple Payで支払うことができたということです。
RevolutはMastercardブランドのため、MastercardコンタクトレスとしてApple Payが使えますよ。
海外電化製品保険
Revolutでは携帯電話保険を提供しています。
保証内容は、スクリーンの損傷を含むすべての落下および破損の損傷、液体損傷、バッテリー障害、第三者による損害など。
特筆すべきは、アプリから数回タップするだけで保証の申請をすることができるところ。
オンライン上で迅速な修理交換保証が提供されます。
現在42万人もの人々に利用されているそうです。
6ヶ月未満のデバイスのみ保険の対象となる点だけ、注意してくださいね。
海外医療保険
Revolutの海外医療保険は、海外での緊急医療援助と費用をまかなっています。
救急医療および関連費用の総額は1,500万ポンド、救急歯科治療の総額は300ポンドです。
キャンセルされたフライト、国内便の遅延は、どのプランにも含まれないので注意しましょう。
さいごに
海外で暮らし始めて困ったことは、現地で銀行の口座をすぐに開設することができなかったこと。
銀行の口座番号は個人の信用の証として、物件の契約など、様々な手続きに必要になります。
しかし現地で銀行口座を開設できないと、口座番号を入手できないために、個人の信頼を証明できるものがパスポートだけでした。
また日本の銀行口座やクレジットカードを利用し続けるのは、手数料が割高になります。
早くて簡単に口座開設ができるだけでなく、日本語に対応しており、サービスが充実しているRevolut。
ぜひ海外生活に利用するネット銀行の選択肢の一つとして検討してみてください。
こちらの僕の紹介リンクから登録すると15ユーロを取得できます。
※すべての情報は2019年9月時点のものです。最新の情報は公式サイトよりご確認ください。
参考・画像引用:公式サイト