キャッシュレス決済が、だんだんと世の中に浸透してきたと思いませんか?
そもそも、クレジットカード自体もキャッシュレスですよね。
でもクレジットカード自体を持ち歩かなくてはいけません…。
「だったらスマホ決済でしょ!」と思うかもしれませんが、チャージなどが少々面倒だし、支払管理も難しい。
「それなら銀行口座から直接引落可能な、デビットカード!」でしょうか。
今までデビットカードは、カードタイプを持ち歩かなくてはいけませんでした。
でも、みずほ銀行がサービスを提供している「みずほWallet」を利用すると、スマホ1つあれば十分なんです!
「Mizuho Suica」と「Smart Debit」を発行できるんですよ。
ただ初めての場合は、どうやって手続きをすればいいのかわかりませんよね。
そこでこのページでは、「みずほWallet」のこと、「Mizuho Suica」と「Smart Debit」を発行する手順などを、画像付きで詳しく紹介します。
みずほWalletとは?
みずほWalletとは、みずほ銀行がサービスを提供する、キャッシュレス決済の一種のことです。
スマホを利用するので、スマホ決済ともいえるかもしれないですね。
一般的なスマホ決済は、登録した銀行口座からチャージをするか、もしくは登録したクレジットカードを利用する仕組みです。
みずほWalletは、自身のみずほ銀行口座から決済金額が即時引き落としされます。
つまりは、デビットカードのようなサービスなんです。
利用可能なスマホは、iPhoneとAndroidに対応しています。
気になるのは手数料などですよね。
でも安心してください。
登録、決済などの利用料や年会費は無料です。
みずほWalletの特徴:iPhone版(iOS版)
みずほWalletのいiPhone版(iOS版)から紹介しますね。
僕もiPhoneを使っているので、いったいどんな特徴があるのか、とても気になります!
iPhone版の特徴は、登録すると2つの決済方法を持てる点です。
- Mizuho Suica
- Smart Debit
どちらもApple Payに登録して使用します。
「Mizuho Suica」は「Suica」と名前がついているとおり、交通系電子マネーのSuicaのこと。
通常のSuicaと同じような使い方ができます。
「Smart Debit」は、スマホ版のデビットカードのことです。
Apple PayではQUICPayとして使用できます。
▼なお使用できる条件や年齢などが、もうけられていますよ。
種類 | 使用可能年齢 |
---|---|
Mizuho Suica | 日本国内在住で満13歳以上、みずほ銀行に普通預金口座を持っている個人 |
Smart Debit | 日本国内在住で満15歳以上(中学生を除く)、みずほ銀行に普通預金口座を持っている個人 |
Smart Debitのほうが、少しだけ厳しめですね。
みずほ銀行口座を持っていることが、一番の重要点。
また機種は、iPhone 7以降でApple Payが使えることも、さらに重要です。
みずほWalletの特徴:Android版
みずほWalletのAndroid版は、iPhone版と違い「Smart Debit」のみ発行されます。
▼使用でいる条件(年齢など)は、以下のとおりです。
種類 | 使用可能年齢 |
---|---|
Smart Debit | ・日本国内在住で満15歳以上(中学生を除く)、みずほ銀行に普通預金口座を持っている個人 ・もしくは、みずほJCBデビットを契約済である |
支払い方法は、QUICPayとなります。
なお機種としては、Android 5.0以降でNFC/FeliCa対応であることが最大の条件です。
みずほWalletの使い方
みずほWalletって、なんとなく便利そうな感じがしますよね。
でも、実際にどんな使い方をすればいいのか、気になるところ。
もともとiPhoneでApple Pay、AndroidでFeliCa対応機種を使っている場合は、「いつもと同じだよ」といえば、わかってもらえるかと思います。
ただ、初めて使う場合って想像がつきませんよね。
でもとても簡単なので、安心してくださいね。
基本的に、レジに置いてある読み取り機にスマホを近づけるだけなんです。
▼たとえば、コンビニのレジの読み取り機は、こんな感じ。
▼ほかには、以下のような読み取り機もあります。
わからなくても、店員さんが「こちらにタッチしてください」と親切に教えてくれますよ。
注意する点は、Mizuho SuicaとSmart Debitとで、会計のときに店員さんに伝えることばです。
支払方法 | 店員さんに伝えることば |
---|---|
Mizuho Suica | 「Suicaで支払います!」 |
Smart Debit | 「QUICPay(クイックペイ)で支払います!」 |
「みずほWalletで支払います!」とは伝えないほうがいいですよ。
きっと店員さんは「??」という表情になってしまいます。
▼iPhoneで支払う場合ですが、Mizuho Suicaでの支払いは以下を表示。
▼Smart Debitは、以下を表示しましょう。
▼実際にTSUTAYAでSmart Debitを使って、支払ってみたときのレシートです。
支払方法がQUICPayになっていますよね。
▼アプリ内で口座情報が確認できるのですが、Smart Debitはデビットカードなので即座に引落されていました。
Mizuho Walletの発行に必要なもの
Mizuho Walletの発行をする前に、準備しておきたいものがあります。
▼手続きの途中、以下の2通りにわかれるので、自分がどちらなのかを把握し準備しましょう。
- 普通預金口座を持っている(ネットバンクを利用していない)
- みずほダイレクトを持っている(ネットバンクを利用している)
▼Mizuho Walletを発行するために必要なものは以下です。
普通預金口座 | みずほダイレクト |
---|---|
・キャッシュカードの暗証番号 ・メールアドレス | ・みずほダイレクトお客さま番号 ・ログインパスワード ・第2暗証番号 |
▼また、みずほダイレクトの場合、契約状況によっては「第2お客さま暗証番号」の代わりに、以下のいずれかが必要となります。
- ワンタイムパスワードアプリ
- ワンタイムパスワードカード
- トークン方式ワンタイムパスワード
Mizuho Suicaの発行方法
みずほWalletの特徴や準備するものがわかったあとは、実際に発行をしてみましょう!
Mizuho Suicaの発行方法から紹介します。
なお、画像はiPhone版(iOS版)です。
▼まずは、アプリをダウンロードしましょう。
▼ダウンロード後に、アプリのアイコンを押すと、アプリからの通知を求められます。
僕は「許可」を押しました。
▼公式キャラクターの「あおまる」が、みずほWalletの魅力を案内してくれます。
順番に見てもいいですし、画面右上の「スキップ」を押してもかまいません。
▼「はじめる」を押します。
▼「アプリ利用規定」のページに移動しました。
下まで利用規定を読んで、画面右下の「同意する」を押しましょう。
▼「閉じる」を押します。
▼Mizuho SuicaとSmart Debitの両方を発行したいので、上側のMizuho Suicaを選びました。
▼この先の手続き方法が書かれていますね。約5分で終わるとのこと!
では「OK」を押しましょう。
▼「みずほWallet利用規約」のページに移動しました。
文章をよく読み、画面右下の「同意する」を押します。
▼Mizuho Suicaのチャージ用口座を入力しましょう。
設定する口座は、もちろんみずほ銀行ですよ。
「支店名」「口座番号」を入力後、画面右上の「次へ」を押します。
▼名前の「漢字」と「フリガナ」を入力しましょう。
▼「性別」「生年月日」の入力です。
▼「携帯電話番号」「郵便番号」を入力しましょう。
▼「みずほダイレクト」の画面に移動しました。
この先は、以下の2通りにわかれます。
- 普通預金口座を持っている(ネットバンクを利用していない)
- みずほダイレクトを持っている(ネットバンクを利用している)
僕は、みずほダイレクトの契約があるので、「みずほダイレクトをご利用のお客さまはこちら」を押して進みますね。
▼「お客さま番号」を入力し、「みずほダイレクトログイン」を押します。
▼セキュリティの質問を答えていきましょう。
▼「ログインパスワード」を入力し「ログイン」します。
▼みずほダイレクトにログインできました。
内容を確認し、「次へ」を押しましょう。
▼次の画面では、「第2暗証番号入力」の画面が出てくるので入力し、「口座振替申込」を押します。
「ワンタイムパスワード」を利用している場合は操作が違うので、画面の指示に従ってくださいね。
▼「収納企業のサイトへ戻る」を押します。
▼チャージする金額を選び、「次へ」を押しましょう。
チャージの金額は、以下の金額から選べます。
- 1,000円
- 2,000円
- 3,000円
- 5,000円
- 10,000円
- 15,000円
▼「パスコードを設定」しましょう。
2回入力しますよ。
▼iPhoneの生体認証も使用できます。
▼「Apple Payにカードを追加」の画面に移動しました。
「次へ」を押しましょう。
▼「利用規約」に目を通し、「同意する」を押します。
▼Apple Payに「カードの追加」ができました。
「完了」を押しましょう。
▼みずほWalletの画面に戻ります。
青いSuicaが発行されていますね!
メッセージで「設定された口座ですぐにSmart Debitを発行できます」とあるので、そのまま「発行する」を押しましょう。
「あとで」を押すと、再度口座情報などを入力する手間があります…。
Smart Debitの発行方法
さきほどの画面からの続きです。
▼Smart Debitの利用規約のページに移動するので、内容を確認後に「同意する」を押しましょう。
▼「メールアドレス」を入力します。
▼「Apple Payにカードを追加」画面に移動するので、「次へ」を押しましょう。
▼「利用規約」を確認し、「同意する」を押します。
▼QUICPayのロゴが出てきましたね。
「完了」を押しましょう。
▼みずほWalletの画面戻るので、「閉じる」を押します。
▼Smart Debitが発行されました!
▼Apple Payにも、Mizuho SuicaとSmart Debitの両方がキチンと登録されていますね。
これで完了です。
お疲れ様でした!
Mizuho SuicaとSmart Debitが使える時間帯
Mizuho SuicaとSmart Debitには、利用可能時間があります。
それぞれ紹介しますね。
▼まずは、Mizuho Suicaのチャージ可能な時間帯から。
曜日 | 時間 |
---|---|
平日 | 24時間 |
土曜日 | 0時~22時 |
日曜日 | 8時~24時 |
▼つぎにSmart Debitの利用可能な時間帯です。
曜日 | 時間 |
---|---|
平日 | 24時間 |
土曜日 | 0時~22時 |
日曜日 | 8時~24時 |
Mizuho Suicaと同じですね。
両方とも、「深夜の時間帯は使えない」と覚えておくといいかもしれません。
でも、ちょっと不便な感じがします…。
たとえば、Mizuho Suicaを使い電車に乗るとして、土曜日の22時以上に「あ!残高がない!チャージしなきゃ」と思ってもできませんよね。
気を付けたいところです。
Mizuho Suicaが発行できない原因と対処法
Mizuho Suicaを発行したくても、できないかもしれませんよね。
そんなときは、原因を知っておくと解決の早道となりますよ。
▼考えられる原因は、以下のとおりです。
- 発行しようとしているiPhoneが、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8Plus、日本国内で販売されたiPhone 7とiPhone 7Plusではない
- チャージ用に登録する口座の残高が1,000円未満
- Androidの端末に、FeliCaが搭載されていない
- Androidの端末に、別ウォレットでQUICPayが登録されている
▼対処法としては、以下が考えられます。
- 発行可能なiPhoneに機種変更する
- 口座の残高を増やす
- FeliCa搭載のAndroidの端末にする
- ウォレットですでに登録されているQUICPayを削除する
キャンペーンを利用するとお得!
サービスが開始した直後は、キャンペーンをやっていることがありますよね。
Mizuho Walletでは、以下のキャンペーンがありましたよ。
▼2019年8月29日~2019年12月15日のキャンペーン。

Mizuho Debitを利用すると20%還元って大きいですよね。
最大10,000円のまであるのも最高です。
50,000円までいけるので、ちょっとした家電の買い替え時にはいいですね。
また、iPhone版(iOS版)のMizuho Suicaも20%還元!!
チャージ額の最大1,000円をキャッシュバックしてくれるので、5,000円チャージするとお得ですね。
さいごに
キャッシュレス決済の種類が、どんどん増えていますよね。
みずほWalletもその1つ。
メガバンクであるみずほ銀行がサービスを提供しているので、なんだか安心感もあります。
ただキャンペーンに惹かれて作った場合、使わなければ意味がありません。
また、登録しただけで使わないのも、なんだか労力だけ使って疲れてしまいますよね。
スマホ決済などは、あれこれ情報に振り回されず、自分に合ったものを設定するのが一番ですよ。
「みずほWalletが自分にはバッチリ!」という場合は、積極的に使っていきましょう!
おまけ:その他のスマホ決済
ノマド的節約術では、その他のスマホ決済についても詳しく紹介しているページがあります。
ぜひ見てみてくださいね。