総所得金額等・総所得金額・合計所得金額の違いとは?図解で解説

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こんにちは!
ややこしい税金の話になるとげんなりしてしまう、なつみとです。

とはいえ、たとえば医療費控除や住宅ローン減税、ふるさと納税を利用する際には、向き合わなければならないこともあるんですよね。

「総所得金額等が●●円未満の人は~」のような説明が書かれていて、その金額がわからないことには前に進めなくなってしまうことはないでしょうか。

もちろん、そういうことは役所や税務署などに確認すればたいていは解決できます
ぜひそうすべきです!

ただ一方で、電話嫌い・出かけたくない・お金の話は嫌いじゃない、というわたしのようなタイプの人は、できればネットで調べて解決したいですよね。

このページでは、よく出くわす3つの「○○所得金額」の違いについて解説しますよ。

「○○所得金額」が一目瞭然!図で解説

このページで解説するのは、以下の3つの「○○所得金額」です。

  • 合計所得金額
  • 総所得金額
  • 総所得金額等

これらの位置関係としては、こんな感じになっていますよ。

▼画像を押すと、大きな画像を表示できます。

所得税計算の仕組み図解

※1 源泉分離課税とされるもの及び平成28年1月1日以後に支払を受けるべき特定公社債等の利子等を除く。
※2 マイホームを買換えた場合に譲渡損失が生じたときには損益通算および繰越控除ができる。
※3 上場株式等に係る譲渡損失があるときにはその年分の上場株式等に係る配当所得と損益通算ができる。
※4 ※3で控除しきれない損失があるときは、繰越控除ができる。
※5 先物取引に係る雑所得金額等に損失があるときは、繰越控除ができる。

それぞれの金額が同じになっても問題なし?

この3つの所得金額はそれぞれ違うものですが、計算の結果、全部同じ金額になることも珍しくありません。

繰越控除や分離課税の所得が無い場合は、全部同じ数字になりますよ。

計算してみて同じ数字になると不安に思うかもしれませんが、分離課税や繰越控除が無いのであれば、計算は合っているはずですので安心してくださいね。

「○○所得金額」それぞれの解説

ここからは、それぞれの所得金額について、詳しく解説しておきますね。

なお、合計所得金額・総所得金額・総所得金額等の3つに共通するのは、「所得控除はしない」という点。

配偶者控除だとか医療費控除だとか、そういった控除をする「前」の金額ということですね。

所得控除の金額を差し引くのは、最後です。
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所得控除の図解

合計所得金額とは?

合計所得金額とは、「各所得を合計したもの」です。

所得には「総合課税」と「分離課税」の2種類があるのですが、それらを全部合計したものを、合計所得金額といいます。

図でいうとこの部分です。
▼画像を押すと、大きな画像を表示できます。

合計所得金額の図解

総合課税対象の所得は以下の通り。

分離課税対象の所得は以下の通りです。

  • 譲渡所得
  • 上場株式等に係る配当所得
  • 株式等に係る譲渡所得
  • 先物取引に係る雑所得
  • 山林所得
  • 退職所得

合計所得金額を計算するための流れはこのようになりますよ。

  1. 各所得の金額を計算する
  2. 損益通算する
  3. 一時所得と総合課税対象の長期譲渡所得に1/2をかける
  4. すべての所得を合計する

たとえば給与をもらっている人なら、収入から給与所得控除を差し引いたものが給与所得となります。

青色申告をしている個人事業主であれば、収入から経費を差し引き、さらに青色申告特別控除を差し引いたものが「事業所得」になりますよ。

このような感じで、自分に該当する各所得を計算していき、合計すると「合計所得金額」がわかるというわけですね。

総所得金額とは?

総所得金額とは、合計所得金額のうち、総合課税対象の部分について、純損失・雑損失の繰越控除をした後の金額をいいます。

総所得金額 = 総合課税対象の所得金額 – 純損失・雑損失の繰越控除金額

図でいうとこの部分ですね。
▼画像を押すと、大きな画像を表示できます。

総所得金額の図解

次に紹介する「総所得金額等」と見間違えやすいので気を付けましょう。

総所得金額等とは

総所得金額等とは、合計所得金額から、純損失・雑損失の繰越控除をした後の金額をいいます。

総所得金額等=合計所得金額-純損失・雑損失の繰越控除金額

図でいうとこの部分が、総所得金額等です。
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総所得金額等の図解

さいごに

税金の話になると必ず「所得」という言葉が出てきますが、「○○所得」という言葉がいくつもあり、どれがどういう意味なのか、分かりにくいですよね。

特に、合計所得金額・総所得金額・総所得金額等の3つはよく出てくる言葉。

違いを覚えておくのはなかなか難しいので、迷ったときはこのページを見てもらえたらうれしいです。

ぜひこのページをお気に入りに入れて活用してくださいね。

なお、このページでは各所得の計算方法などは掲載していませんし、説明を簡略化している部分もあります。
実際に確定申告をする際に判断に迷うことがあれば、その際には税務署や税理士さんに問い合わせましょう。

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この記事を書いた人

なつみと

節約はするけど好きなことにお金を使うのが大好きなWebライター・webライティング講師。節約に関する知識が豊富な反面、必要なものにはどんどんお金を使っていく性格のため「メリハリあるお金の使い方」を発信していきます!

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