神社や寺でのお賽銭はいくらがいい?意味や作法・金額などについて徹底解説

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神社や寺に参ったとき賽銭(さいせん)をすることも多いと思います。

なにげなく納めてしまう賽銭ですが、賽銭にはどんな意味があるのか知っていますか?

賽銭をするときの作法もよくわからないですよね。

また、賽銭として納めるのは「ご縁」と語呂合わせで5円がいいとかよくいわれます。
実際に行ってみると、本当はいくら賽銭として納めればよいのか悩むのではないでしょうか。

そこでこのページでは、神社や寺での賽銭の意味や作法・手順、いくら納めればいいのかについて解説しますね。

神社や寺でのお賽銭はいくらがいい?

賽銭とは?

最初に賽銭とはどのようなものかを書きますね。
賽銭は神社や一部の寺で、拝むときに神様・仏様に捧げる金銭のことです。

一般的に神社では拝殿、寺で堂で拝みます。

▼拝殿やお堂の前には、賽銭箱という賽銭を納めるための箱がありますよ。

神社の参拝方法 - 拝殿の賽銭箱

賽銭箱の中の上側は格子状になっていて、格子の隙間からお金を入れます。

賽銭にはどんな意味があるの?

賽銭にはどんな意味があって、どのような歴史を持っているのかが気になりますよね。

まずは賽銭の意味と歴史について説明します。

賽銭は現在、神社と一部の寺で行われていますが、元々は神社(神道)における儀礼でした。

しだいに、日本に最初からあった神道と、後から伝来してきた仏教が混ざり合って存在するように。

これを「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」といいます。

神仏習合の影響で、一部の寺でも賽銭が取り入れられるようになりました。

賽銭はもともと収穫への感謝のためのお供えだった

賽銭はもともと、食べ物が収穫できたことに対して神様へ感謝を示すためのお供え物でした。

お供えしていたものは、米をはじめとする穀物や野菜などの農産物、山で採れた山菜、魚介などの海産物、さらに酒や餅といった、とれた食物を加工した食べ物などでした。

しかし、貨幣が流通していって、いろんなものが金銭で交換されるように生活が変化。

中世あたりから、食べ物の代わりに金銭を神様にお供えするようになったのです。

やがて賽銭の意味は、以前にお願いした願い事の成就に対する感謝や、日々の平穏な生活への感謝の気持ちを神様に表すために行うものに変化しました。

つまり神様へのお礼です。

なお、今でも祭祀のときなどには、食べ物を神様にお供えしたりします。

現在、賽銭は「神様への願い事に対する対価」と勘違いしている人も多いですが、賽銭は願いをかなえてもらえるための対価ではありません

一部の寺では賽銭は雑念やお金への執着を捨てる意味がある

神仏習合の影響で寺でも賽銭が取り入れられるようになったと書きました。

しかし、一部の寺では神道とは賽銭の意味が異なっています。

もともと仏教は、人生における苦難を乗り越えるための精神修行が目的です。

そのため一部の寺では、賽銭をすることで、自分の中の雑念やお金への執着心を取り去る意味があるとしています。

賽銭でケガレ(穢れ)を清めるという説もある

ほかにも賽銭に対する意味は諸説あります。

たとえば、お金にケガレ(穢れ)を込めて神様に渡すことで、神様がケガレ(穢れ)を清めてくれるという説も。

ケガレ(穢れ)は、古くから日本にある考え方です。

ケガレ(穢れ)とは「気枯れ」という意味で、人が生きるためのオーラのようなものが減少し、よくないことを招きやすい状態を指します。

「きたない(汚い)」という意味ではありませんよ。

なお、賽銭に対する意味や考え方は、神社や寺によって異なることもあります。

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賽銭の作法と手順

賽銭はいくらでも自由で決まりはない

賽銭っていくらすればいいのか気になりますよね。

よく賽銭は「5円(ごえん)=ご縁」ということで5円がよいといいます。

ほかにも、賽銭としてふさわしい額やふさわしくない額がいくつかありますよね。

  • 5円は「ご縁」なのでよい
  • 25円は「二重のご縁」なのでよい
  • 10円は「とお円=遠縁」なのでよくない
  • 65円は「ろく+ご円=ろくなご縁がない」なのでよくない
  • 5円玉や50円玉は穴が空いているので、「先の見通しがよい」という意味でよい

しかし、実は賽銭はいくらがいいという決まりはありません

いくら賽銭箱に納めても個人の自由なんですよ。

硬貨でもお札でも大丈夫です。

また、賽銭が高額であればよいというわけでもありません

大切なのは神様に対する感謝の気持ちです。

ただ、そうはいっても実際に賽銭を納めるとなると、いくらがいいのか悩んでしまいますよね。

だから納めるときの目安として、語呂合わせで縁起のよい額や悪い額が広まったのです。

あくまで言葉遊びのようなものなので、気にしなくて大丈夫。

そもそも、賽銭は願い事に対する対価ではないのですから、縁起の良し悪しは意味がありませんよね。

賽銭を行うタイミングは鈴を鳴らしたあと

神社や寺へ参拝して、賽銭はいつ行えばいいのかを説明しますね。

神社や寺で拝むとき、まずは神社の拝殿や寺のお堂で行います。

おおまかな手順は以下の通り。

  1. 拝殿・お堂の前で一礼する
  2. 賽銭箱に賽銭を納める
  3. 鈴・鰐口(あるときのみ)を鳴らす
  4. 二礼・二拍手・一礼(神社の場合)、合掌(寺の場合)する
  5. 拝殿・お堂にむかって一礼する

それでは、拝み方を賽銭のタイミングについて書いていきますね。

▼まずは拝殿・お堂の前で一礼しましょう。

神社の参拝方法 - 拝殿の前で一礼

つぎに賽銭箱に近づいて、賽銭箱の中に賽銭を入れてください。

賽銭を入れたら、神社の場合は鈴を鳴らして、二礼・二拍手・一礼します。

なお、神社によっては手順や拝み方が異なることがありますので、境内の張り紙等を見てみましょう。

神社での拝み方の詳細は以下の記事を参照してくださいね。

寺の場合は、賽銭を納めたあと、神社の鈴の代わりに鰐口(わにぐち)というものが置いてあることがあります。

鰐口があれば、鰐口を鳴らしてください。

そのあと、静かに合掌して拝みます。
拝み終わったら、ふたたび拝殿やお堂に向かって一礼しましょう。

社寺での拝み方については、以下の記事も参考にしてくださいね。

賽銭箱へ納めるときは賽銭を投げないようにする

賽銭箱に賽銭を納めるとき、お金を投げ入れる光景を見たことがありませんか。

賽銭を投げ入れいるのはマナー違反なのでやらないでくださいね。

▼賽銭は、賽銭箱の上から静かに落とすのが正しい賽銭の納め方です。

神社の参拝方法 - 賽銭を入れる

もともと賽銭は神様へ食べ物をお供えしていたものがお金に変化したものだと紹介しました。

だから賽銭を投げ入れてはいけないのです。

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納めた賽銭はどうなるのか

納めた賽銭がどのようになるのかも気になりますよね。

賽銭箱に納められた賽銭は、定期的に神社の人(寺の場合は寺の人)が回収しています。

回収された賽銭は、神社や寺の運営費として使用されますよ。

そのため、参拝者の少ない社寺に、運営の助けのために多めの賽銭をするという考え方もあります。

さいごに

神社や寺に参ると賽銭を納めるかと思います。

「神頼み」という言葉がありますが、実際は頼るのではなく、神様に感謝したり仏様に決意を表明したりする気持ちを大事にして賽銭を納めましょう。

また、賽銭をいくらにするか決めるとき、語呂合わせを気にしすぎる必要もありません。

神様や仏様への気持ちを大切にしてお参りしましょうね。

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この記事を書いた人

岡山県出身、広島県在住のライター。現在、仕事と育児に奮闘中。元 鉄道会社の社員なので、交通系の記事が得意。ほかに地域文化やグルメ、写真などに強い。吉備エリア(岡山県・広島県東部)の情報を発信するサイト「きびナビ」を運営中。

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