新しい年が近づくと年賀状を準備する習慣がありますよね。
年賀状を出す相手が数人であれば、それほど手間はかからないですが、何十枚とお付き合いで出す場合結構大変です。
なかには数年会っていないとか、年賀状の挨拶だけということはないでしょうか。
そんな場合、思い切って年賀状の「終活」をしてみるのも手です。
このページでは、終活年賀状の書き方や出すタイミング、文例などを紹介していきますね。
年賀状の終活とは?
年賀状の終活とは、以下の2つの意味合いがあります。
- 年賀状自体の終活
- 人生の終活のための終活年賀状
どちらにしても、年賀状を出すのをやめるということには変わりありません。
「年賀状自体の終活」の主な理由
年賀状を出すこと自体をやめてしまう理由は、ひとそれぞれです。
でも、どんな理由があるのか気になるところ。
もし当てはまるのなら、年賀状を出すのをやめてもいいかもしれませんね。
- 人間関係を整理したい
- 年賀状作りが面倒
- 年賀状作りに関する料金の節約のため
「人生の終活のための終活年賀状」の主な理由
高齢に近づいたときに自らの思いや希望、または大切な情報を書き記す「終活ノート」。
生前に葬儀の手配をすることも、終活に含まれます。
規模は違いますが、年賀状も事前に整理しておくのが「終活年賀状」です。
主にどんな理由があるのでしょうか。
- 高齢になったため
- 米寿や卒寿を迎えたため
- 手足の衰えを感じたため
- 文字の読み書きがつらくなったため
高齢のかたが自ら終活年賀状を作成する場合もありますし、その子供たちにあたる40歳から50歳くらいのかたが代わりに作成して出すこともできます。
終活年賀状の書き方
実際に終活年賀状を出そうと思った場合、書き方が気になるところ。
でも特別な書き方はなく、今までと同じ方法で年賀状を書いて出せばOKです。
少し違うのは、文面に「終活年賀状」であることを書き記す点があげられます。
▼ここで、一般的な年賀状の例を見てみましょう。
まずは表面。
▼続いて年賀状の裏面です。
裏面の文章が、終活年賀状の文になるということですね。
終活年賀状の文例
終活年賀状であることを伝える文面には、どんな例があるのかも気になりますよね。
▼以下のような文例が考えられます。
- 寄る年波には勝てず、今後は年賀状を控えさせていただきます
- 手もとがおぼつかなくなり、今年をもちましてごあいさつ状を最後にさせていただきます
- 誠に勝手ながら、毎年の年賀状も今年をもちまして書きおさめとさせていただきます
年賀状を終わりにすることが伝わればよいと思いますよ。
親しい友人であっても礼儀を考えながら、『今年で年賀状を出すのを終わりにします』という簡易な言葉でも問題はないでしょう。
さらに具体的な文例
文面を考えるのも、面倒なことがありますよね。
そんなときは、終活年賀状の文例を掲載してくれているサイトを見るといいですよ。
▼たとえば、以下のような文例があります。
謹賀新年
○○様におかれましてはお健やかに新春をお迎えのことと存じます
さて 私も高齢になり 手足の衰えを感じるようになりました
毎年の年賀状も今年限りで失礼させていただきたいと思います
勝手ではございますが 今後も変わらぬおつきあいのほどお願い申し上げます
平成三十一年 元旦
引用元:来年から年賀状を辞退したい場合
参考:年賀状プリント決定版2019:来年から年賀状を辞退したい場合
終活年賀状を出すタイミング
終活年賀状を出すタイミングは、いつがよいのでしょうか。
特別感がある年賀状のように感じますが、普通の年賀状を出すタイミングと変わりがありません。
▼年賀状を出すタイミングについては、以下のページに詳しく書いているので、参考にしてください。
さいごに
年賀状を出すのも、出さないのも個人の自由です。
出さなくなった場合は、毎年の年賀状に関するお金を節約することができますよね。
でも完全に年賀状をやめるのではなく、ほんの一部の親しいひとたちには出し続けるなど、自ら調整や判断をしたいものです。