人生で初めて献本していただきました。「Google AdSense 成功の法則 57」という本を書かれた染谷昌利さんとは、2013年10月に行われた「ブロガーズフェスティバル」でお会いして、その後、私が東京に行った時に何度かお会いしたという縁があります。
この本で、私のサイト「ノマド的節約術」がGoogle AdSenseの事例として掲載していただいてるので、書評も兼ねつつ、Google AdSenseについて、ブログでの収益化について、思っていることを書いてみます。
掲載されたページは113、114ページです。染谷さん、その節はありがとうございました!
このページの目次
ノマド的節約術の管理人は何者?
ブログ飯 個性を収入に変える生き方が有名になっている染谷さんと比べると、私は全くの無名です。染谷さんの「Xperia非公式マニュアル」、かん吉さんの「わかったブログ」に挟まれている状態なので、余計に何者?という感じがあると思います。
このブログは2011年5月に始めました。節約や資産運用を中心に自分が知ってた・学んだ知識を書いています。この記事が908記事目で、有名なブロガーさんよりは記事数が少ないと思います。
はてなブックマークやTwitter、Facebook上で話題になったことも数えるほどしかないので、ほとんどの方は私のサイトを知らないだろうと思います。
一応、権威づけにいうと、月間のPV数は2014年6月が71万PVでした。収益構造はアフィリエイトとGoogle AdSenseです。
私はサイト名の通り、節約生活しているので、無茶な生活をしなければGoogle AdSenseの収益だけでも生活できます。ちなみに1年前は月3万PVでした。
レクタングルについて
私が掲載されたのは、レクタングル中(300×250)の使い方が上手という理由です。ブログを真剣に運営しているので、Google AdSenseの配置も定期的に見直しています。
定期的な見直しの結果、本で紹介していただいた位置という訳です。
ブログ記事だと記事タイトル下に1つ、記事本文下にレクタングルを2つ並べています。全部記事側ですね。これはなぜかというと、本でも登場したFの法則(102P)を考えているからです。
サイドバーに広告を貼ることも試しましたが、私のサイトの場合、クリック率はどうしても低くなります。それならサイドバーに貼る必要がないと判断して、記事の内容が表示されるエリアに全てGoogle AdSenseを表示させています。
実はレクタングル大(336×280)を使ってます
本では分かりやすく説明するために、レクタングル中の広告について書かれていました。でも、実は私のサイトでは全てレクタングル大(336×280)を使っています。
なぜかというと、レクタングル大を使うと、レクタングル大・レクタングル中に出している広告主で一番高値を付けた広告が表示されるからです。
レクタングル大にしておくと、レクタングル大・レクタングル中の広告どちらも表示される可能性があります。そうした方がクリック単価(CPC)も高くなるからです。
このサイト、2014年4月にデザインのリニューアルをしたのですが、レクタングル大を2つ並べても表示が崩れないような全体幅で設計しています。タブレットの場合は全体幅が狭くなるので、レクタングル中が2つ表示されるようにしています。スマートフォンだとレクタングル中が1つだけ。
結構技術的に細かく制御してます。まぁ、そんな話はいいですよね^^;
トップページ中央部は、下部に移動した
この本で紹介されている例では、トップページ中央部にレクタングルを2つ並べていると書かれています。当時はそうしていましたが、今はページ下部に移動させました。2014年7月前半の出来事で、この記事を書く1週間ほど前です。
何で移動したかというと、私以外の方が私のブログを見てた時にこれは良くないと思ったからです。広告とほぼ同じ位置にページ移動のボタンを置いていたのですが、広告があったことで、それ以上下を見てもらえませんでした。
トップページでは、詳細記事へのリンクが10個上から順番に表示されています。3つ表示されたあとに広告を入れるようにしてたのですが、残りの7つを一切見てもらえなかったということがありました。
上に配置していることで広告収入は増えるかもしれませんが、逆に本当は興味を持ってもらえたかもしれない記事に気付いてもらえないのが個人的にはいやだったので、あえて今は下にしています。
「今のところは」という状態なので、またいい案が思い付いたら、広告配置を変更するかもしれません。
千里の道も一歩から。いきなりヒットは難しい
私自身がブログで生活していることもあって、最近はブログやサイト運営で収益やアクセス数を伸ばしたいという相談を受ける機会が増えました。
つい先日はコワーキングスペースで、私がなぜブログで生活できるようになったのか、その過程について話す1時間ほどのセミナーも開催しました。
人に聞かれた時も、セミナーでも、どこでも私がいつも言ってることが、染谷さんの本に書かれています。染谷さんの影響を受けていることも当然ありますが、私の考え方とほとんど同じなので、私に質問する前に「Google AdSense 成功の法則 57」を読んでください!
テクニック面も含めて、私のやっていることと同じ部分が多かったです。いやぁ〜びっくり!
ここで終わらせると不親切なので、説明すると・・・
いきなり大成功するのは、余程のことがない限り無理と思った方がいいです。うまくいく秘訣はとにかく続けること。継続です。ただ単に続けるのではなく、分析や改善を繰り返していくことが重要です。
ブログやサイト運営だけのことを勉強するのではなく、幅広いジャンルの世界へ足を踏み入れてみるのも大事です。本を読んだり、旅行したり、人と会うことで得られる気付きもすべてブログやサイト運営のヒントになります。
私自身、ブログ・サイト運営に対して、今以上に時間を費やすことが可能です。今のメインの仕事にはなっていますが、それだけをしているのではありません。
独立してから特に意識しているのは、いろんな人と会うことと、見知らぬ場所に行ってみることです。ブログ・サイト運営にかける時間を減らしてでもこれらの時間を取るのは、長期的に見て、その方がブログ・サイト運営にプラスになると思っているからです。
収益化以前の話があるのが初心者に役立つ
染谷さんの本を読んで思ったのは、Google AdSenseで収益化する以前の話、特にブログやサイト運営に対する考え方についてのページが多く、充実していることです。
私もよく相談されるのですが、収益化する以前にちゃんと運営できてる人はほとんどいません。ブログを書く習慣をつけたり、書くことで得られる気付きを見つけることがまずやるべきことです。
「Chapter2 集客できるブログの作成法」は、これからブログを始めようと思う方は特に重要視して読んで欲しいです。これからブログを作る方はそれ以降、私が載ってるところとかは読まなくてもいいと思います。
ちゃんとブログ運営して、Google AdSenseを使い始めてから残りを読み進めていけばいいですよ。
私は、染谷さんの本「ブログ飯 個性を収入に変える生き方」「成功する ネットショップ集客と運営の教科書」を両方とも読んでいます。どちらにも共通していて、今回の本にも書かれているのは、基本的なことや運営する上での考え方が最も大切だということです。
染谷さんは、大きい声で言わないですが、3冊とも言葉を変えてだいたい同じようなことを言ってるので、そういうことなんだろうと思います。
私自身も、それなりの結果を出せたことで、染谷さんの考え方が理解できるし、多分この考え方でなければ、今もうまくいってなかっただろうと思います。
細かいことは自分で勉強しよう
一通り読んで思ったのは、この本にGoogle AdSenseでより収益を増やすためのテクニックを期待するのはやめた方がいいです。真剣にブログやサイトを運営されている方であれば、この本に書かれているテクニックはほとんど知っていると思います。
私も1つを除いて、ほぼ知っていました。
この本は、おそらくブログ初心者向けです。自分でしっかり運営していけば、いずれGoogle AdSenseについても自分で勉強しよう、という気持ちになります。
自分で勉強しようという気持ちになれば、自然と上達するし、結果にも結びつきやすくなると思います。この本は、Google AdSenseでの収益をきっかけにブログ・サイト運営の面白さを発見するきっかけ作りになると思いました。
悩んだ時に読み返したい
私自身、今はブログとサイト運営だけで生活しているので、このタイミングで改めてGoogle AdSenseをきっかけに自分のやり方を見直すことができて良かったです。
また悩んだ時に読み返して、その時々での自分のやり方を振り返ってこれからの指針にできればと思います。
というわけで、ブログで収益を得たいと思っている方はおすすめです!ノマド的節約術も少し載ってるので、読んでくださいね〜!
今の私の考え方は以下のページにまとめています。
ブロガー仲間のアスカさんも書評を書かれています。
参考:AdSenseの収入で悩む以前にブログへの姿勢はそれでいいのか?「Google AdSense 成功の法則 57」 – め~んずスタジオ