最近、ドラム式洗濯機から縦型洗濯機に買い替えた、洗濯好きのライターなつみとです。
洗濯って、コース設定や干し方、洗剤の選び方などで仕上がりが変わってくるので、それを追求するのが楽しいんですよね・・・。
そんな洗濯好きのわたしですが、洗濯機を、縦型のものに買い替えました。
買い替えた理由は「引越し先の洗面所が狭くてドラム式だと大きすぎる」というどうしようもない理由だったのですが(笑)
「次の買い替えでは縦型に戻そう」と考えていたのは本当。
ドラム式のほうが高性能でかっこいい、みたいなイメージがありますが、実際には必ずしもドラム式のほうがいいというわけではありません。
人によっては縦型のほうがいい場合もあると思います。
このページでは、洗濯機のドラム式と縦型それぞれの、メリット・デメリットをまとめています。
洗濯機を購入する際の参考にしていただければうれしいです!
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の違いはこれ!
ドラム式と縦型では、シンプルに言うとこのような違いがあります。
【ドラム式洗濯機】
- 縦型よりも大幅に節水できる
- 洗剤使用量も少ない
- 本体の上のスペースが広く使える
- やや汚れが落ちにくい・洗剤が残りやすい
- 運転中に開けることが難しい
- 本体の前が開くので広いスペースが必要
- 本体自体が大きくて場所をとる
- 本体価格が高い
【縦型洗濯機】
- たっぷりの水で洗うので洗剤残りが少ない
- 運転中でも止めたり洗濯物を追加したりしやすい
- 本体自体がコンパクト
- ドラム式よりも本体価格が安い
- 本体の上部が開くのでその分の空間が必要
- 水の使用量がかなり多い
- 洗剤使用量もその分多い
こうして比較してみると、ドラム式・縦型には一長一短あることがわかります。
どちらを選ぶべきなのかは人によって違いますが、自分の好みや、家の洗面所事情に合わせて選ぶと失敗しにくいでしょう。
以下からは、これらのメリット・デメリットについて詳しく解説していきますね。
叩き洗いとかくはん洗い。肌が弱い人は縦型がオススメ
ドラム式と縦型の一番大きな違いは、わたしは洗い方だと思います。
ドラム式は、横向き(斜め向き)のドラムが回転することにより、洗濯ものを下にたたきつけて洗う「叩き洗い」。
縦型洗濯機はたっぷりの水を使って洗濯物をぐるぐる回す「かくはん洗い」です。
叩き洗いのほうが衣類が傷みやすいという話もありますが、縦型の場合は衣類同士が絡まりやすく、絡まった結果生地が傷むという問題もあり・・・どっちもどっちかもしれません。
ただ、洗剤残りが少ないのは、縦型洗濯機だと思います。
洗い・すすぎともにたっぷりの水を使うからですね。
わたしはアトピー体質で肌が荒れやすいのですが、ドラム式のほうが洗剤残りがあるような感覚がありました。
ドラム式はドア開閉時のスペースも確保する必要がある
設置する「場所」も大きな問題!
日本の住宅は狭いですからね・・・。
ドラム式洗濯機のほうが全体に大型なのですが、さらに、ドア開閉時のスペースも必要です。
縦型の場合は本体上部にフタがあるので、洗面所が狭くても大丈夫。
ドラム式の場合は本体前面にドアがついているので、ドアがちゃんと開けられるだけのスペースも計算したうえで設置しないといけないんです。
ドラム式だとその分、本体上部のスペースが広く使えるというメリットはありますが、縦型洗濯機でも上のスペースはけっこう空いているのでいろいろと活用できますよね。
我が家では、突っ張りだなを設置して洗剤やネット類、洗濯ばさみなどを置いています。
節水できる上に洗濯がラクなのはドラム式
節水という観点で見ると、断然ドラム式のほうが節水になります。
ただ水道料金で考えるとそこまで大きな差はないかな・・・1か月あたり100円変わるかどうか、という印象ですね。
それでも節水になることは間違いないですが。
洗濯がラクになるのも、ドラム式洗濯機だと感じます。
洗濯ものを放り込んで、洗濯・乾燥コースをピッと押せばそれでおしまい。
温水機能が搭載されているのもポイント高いですね。
縦型洗濯機でも温水機能が搭載されている機種はありますが、まだまだ選択肢が少ないです。
もちろん衣類によっては乾燥は使えないなどの問題はありますが、それはドラム式も縦型も変わりません。
ただ縦型は乾燥機能がやや劣るので、洗濯物の量や洗濯ものの種類を考えながら調整する必要があるんですよね。
ドラム式のほうが、あまり家事に手間暇をかけたくない人向けかな、と感じます。
「自分流」で自由に使えるのは縦型
設定を細かくカスタマイズしなくても、誰でもラクに洗濯ができるのはドラム式。
逆に、細かくカスタマイズしたい、洗濯にはこだわりたい、という人にオススメなのは、縦型洗濯機です。
ドラム式洗濯機だと、スタートボタンを押してから「あ!入れ忘れてるものがあった!」と思ってもすぐ手遅れになるんですよね。
縦型洗濯機なら、すぐ追加でポイっと放り込めます。
浸け置きや洗濯槽の掃除なども、縦型のほうが自由度高く扱えます。
もはや「浸け置き用の大きなタライ」としても使えますし、わたしは縦型洗濯機のほうが使いやすいです。
縦型洗濯機の「乾燥機能」が役に立たないというのは嘘!
縦型洗濯機は乾燥ができないから無理!と思っている人も多いんですが・・・そんなことはありません!
たしかに、まったく使い物にならない「乾燥機能」もありますが、それは「風乾燥」とか「簡易乾燥」と呼ばれるものですね。
「乾燥」とネーミングされているからややこしく誤解を生んでしまいますが、風乾燥や簡易乾燥といった乾燥機能は、ドラム式洗濯機や乾燥機の乾燥とはまったく違うものです。
「洗濯ものを干したとき、少し乾きやすくなる」みたいなイメージですね。
しかし、縦型洗濯機でも、ドラム式と同じような乾燥機能がついたものはあります。
見分け方として一番分かりやすいのは、値段です。
価格が明らかに違うんですよ。
簡易乾燥機能付きの洗濯機のほうが断然低価格です。
ドラム式だとヒーター式とヒートポンプ式があり、ヒートポンプ式のほうが省エネで衣類も傷みにくいと言われています。
縦型だとヒーター式しかないはずなので、ハイレベルな乾燥機能を求める人にとっては、縦型洗濯乾燥機はよくないかもしれません。
洗濯自体にこだわりたい人は縦型、乾燥にこだわる人はドラム式、と言えそうですね。
洗濯にも乾燥にもこだわりたい!という人なら、「縦型洗濯機とは別に、乾燥機を買う」という選択肢もアリですね。
わたしも、今後もっと広い家に引越すしたら、乾燥機を別途購入したいなと考えています。
縦型とドラム式、両方使ってみた感想
わたしはドラム式も縦型も両方使ってみたので、その感想を改めてまとめておきますね。
洗濯については縦型のほうがいい!
洗濯そのものについては、断然縦型のほうが使いやすいし、洗剤が残ってしまう心配も少なく、汚れ落ちもいいように感じます。
わたしは石鹸洗濯も長年やってきましたが、石鹸洗濯をするならなおさら、縦型のほうがしっかり洗えます。
※今はアトピーも落ち着いているので普通の合成洗剤を使用しています。
乾燥についてはドラム式のほうがいいかも
乾燥機能だけ見ると、ドラム式のほうが確実に乾くし、仕上がりもふんわりしていたと思います。
縦型洗濯機でもしっかり乾燥はできるのですが、少しでも衣類を入れすぎると乾きが悪くなります。
わたしは、オシャレ着以外の衣類を全部一緒に洗濯したあと、タオル・下着類だけ乾燥をかけて、その他の衣類はハンガーに干していますよ。
どっちみち、普通の服はけっこうシワになったり、毛玉ができたりしてしまいます。
ドラム式洗濯機を使っていたときでもシワはできてましたし・・・シワが「マシ」だと言っても、結局少しでもシワになるならアイロンがけしないといけないですしね・・・。
それなら乾燥はせず、干すときにシワを伸ばしたほうが結果的にラクだと思いました。
トータルでは縦型がいいかも
ドラム式洗濯機にも良いところはたくさんあるのですが、トータルでは、わたしは縦型洗濯機のほうがいいと思いました。
縦型洗濯機は衣類が絡まりやすいというデメリットがありますが、それは、「絡まりやすい衣類は一つずつネットに入れる」というひと手間で解決できますよ。
(もちろん、気にならなければネットにいれなくてもOK)
人によってドラム式がいいか縦型がいいかは異なりますが、わたしは、今後は縦型洗濯機を使っていきたいです。
まとめ
ドラム式と縦型はそれぞれメリット・デメリットがあり、人によって選ぶべき洗濯機は変わってきます。
「洗濯に手間をかけたくない」と思っていて、洗面所のスペースにも問題がない人、節水重視、費用的にも問題がない、という方にはドラム式洗濯機がオススメです。
たとえば経済的に余裕があり広めの家に住んでいる一人暮らしの人や、忙しい共働き家庭なんかには、ドラム式洗濯機が合っていそうですね。
一方、洗面所が狭い、洗濯にはわりとこだわっているほうだという人、肌が弱い人なんかは、縦型洗濯機のほうがいいと思います。
縦型洗濯機も昔より進化していて、ふろ水ポンプを給水口に接続できたり、最近では温水機能付きのものも登場いています。
ドラム式洗濯機のほうが見た目もおしゃれなものがいいですし、高級感もあって憧れてしまう人も多いそうですが、個人的には縦型洗濯機のほうが好きです。
洗濯機を選ぶときにはなんとなくのイメージではなく、自分の好みやライフスタイルに合ったものを選んでくださいね。