乳児の入院に必要となるもの&あったほうがいいもの一覧、かかった費用まとめ

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こんにちは。ライターの森山です。

先日、我が家の3人目の赤ちゃんが生後1ヶ月で肺炎にかかり、2週間入院しました。

東京都23区は子どもが入院した場合、全額医療費助成があり実質0円で入院費用をまかなえます。

ただし入院費用は無料になるものの、その他に費用がかかるものもあります。
あまり考えたくないことですが、万が一のときのために普段の生活から子どもの入院やけがを想定して、予算を組み立てておくことも必要です。

今回は、私たちの体験から子どもの入院で準備するものや費用について紹介していきます。

RSウィルスから肺炎になって入院。進行が速い乳児の風邪

乳児は風邪から肺炎になるまでが思ったより早いものです。

我が家の場合は、赤ちゃんが風邪をひき、夜に鼻が詰まって咳き込み始めたかと思ったら、朝方には顔色が紫色になってきました。

小児科が開くのを待って連れて行くと、RSウィルスが検出され、チアノーゼの症状も出ていたためそのまま大学病院へ連れていくことに。

この時点で赤ちゃんは苦しいはずなのに静かな表情になってきていて、とても不安でした。

「このまま小児科に入院かも」と思ってはいましたが、実際にはICUに入院し、自発呼吸ができなくなったため人工呼吸器をつけ24時間監視体制に入りました。

写真は生後4週目にペットボトルと並べて取ったもの。その身体の小ささがよくわかります。

ペットボトルと並べて撮影した乳児

乳児の入院に必要なものまとめ

急な入院であってもそうでなくても、準備するものは同じです。

使い慣れたものを用意するのが一番なので、新たに買い揃えることはありませんでしたが、赤ちゃんの場合は、一般的な書類に加えて保険証と乳幼児医療費助成証を忘れないようにしましょう。

ちなみに、持ち物には全て名前を書くよう指示されます。

乳児の入院に必要なもの

乳児の入院に必要なもの一覧

乳児の入院で準備するものを以下にまとめました。

  • 健康保険証
  • 乳幼児医療費助成証
  • 入院申込書(誓約書)
  • 外来診察券
  • 印鑑(保護者のもの)
  • 入院日数分の肌着(脱ぎ着させやすい着慣れたもの)
  • 箱ティッシュ
  • バスタオル(家で使っているバスタオルで身体を包んであげると安心するそうです)
  • おむつ(病院のおむつは1枚200円など高価なことが多いので持参しましょう)
  • おしり拭き
  • コップ(哺乳瓶を受け付けなかった場合に備えて)
  • 必要ならおもちゃ(布のものは消毒できないため禁止)を1つまで
  • 乳児の入院は、母乳で育てているならお母さんの付き添い入院が基本です。

付き添い入院の場合、授乳しているお母さんが24時間付き添うことが多いです。

落下や管の絡まり、体調急変などから赤ちゃんを守るため、お母さんがトイレや食事、お風呂に行っている間は、お父さんや他の家族が交代して付き添うことも必要になります。

上の子たちは病棟に入れないことが多いため、片方の親が赤ちゃんに付き添い、もう片方の親が自宅で上の子たちの世話を担当することになります。

出産のとき以上に、家族一丸となったチームワークが必要でした。

子どもが入院する際には親や親族が付き添うこともあり、その場合は付き添う上で別途必要になるものもあります。

付き添いの際に必要となるもの一覧

子どもが入院した際、付き添いの人が必要になるものは以下の通り。

  • 洗面道具と化粧品
  • 着替え
  • クッション
  • 毎回の食事

付き添い用の簡易ベッドで眠ると身体が痛くなることが多いため、緩衝材の役割を担う柔らかいクッションがあると便利です。

付き添い入院経験のある何人かの友人にはニトリのごろ寝クッションを勧められました。

簡易ベッドは「入院生活中毎晩組み立てて、毎朝畳んで元通り片付けてください」と言われる病院が多いです。
授乳と看護が合わさると、本当に体力勝負になります。

付き添いの親の食事は、お弁当持参か病院内にあるコンビニやお弁当屋さんで調達します。

病院内でお弁当を買うと、大体一食500円〜700円。
付き添いの親の食事代やベッド代は医療費控除には入りません。

おにぎりのみなら200円くらいで済みますが、入院が長期戦になった場合に備えて、親の栄養管理は大切です。
こんなときこそバランスよくきちんと食事を摂るように心がけましょう。

搾乳器や母乳フリーザーバッグの選び方について

それでも生後1ヶ月ほどの乳児の場合、栄養面だけでなくお母さんの母乳の分泌ペースを守るためにも、母乳を持参するのがベストだと聞きました

我が家の場合は上の子2人が乳製品アレルギーだったため、3人目の赤ちゃんも乳製品に反応が出る恐れがあるそうで、2時間おきに搾乳した冷凍母乳が必要になりました。

搾乳器は手動タイプと電動タイプがある

▼母乳は鼻に入ったチューブから2時間おきに胃に入れてもらうことになります。このとき使った搾乳器はMedelaの手動のものでした。

参考:Medela メデラ 搾乳器 手動 ハーモニー 4,212円(2018年7月現在)

▼入院が長引くと、搾乳続きと疲れから腱鞘炎になることも多いため、電動のものを購入する人も多いそうです。

参考:Medela メデラ 搾乳器 電動 ウィング 16,198円(2018年7月現在)

▼極度の疲労から、効率的に搾乳したい人のために、両胸から一気に搾乳できる電動のものも発売されています。

参考:Medela メデラ 搾乳器 スイング・マキシ 26,998円(2018年7月現在)

「電動のものの方がラクで良い」という意見もありましたが、私は「手動の方が力を加減できる」と考えたので手動のものを使いました。
価格も1/3で済み、軽くて便利でしたよ。

ですが、助産院の方に「搾乳機だけだと胸に負担をかけるから、手絞りと並行すると良い」と聞き、トラブルが起きそうだった日には「さく乳カップ」を使いました。

参考:ピジョン さく乳カップ 自分の手でさく乳したい方に 1,418円(2018年7月現在)

周りに飛ぶことなく搾乳できて母乳も偏らずに済んで良かったです。

母乳専用のフリーザーバッグについて

母乳を搾乳した後は、新鮮な状態を保つため急速に冷凍しなければなりません。
そんなとき、清潔な状態を保つために専用のフリーザーバッグが必要になります。

参考:ピジョン 母乳フリーザーパック 80ml 20枚入り  754円(2018年7月現在)

参考:カネソン Kaneson 母乳バッグ 100ml 50枚入り 2,053円(2018年7月現在)

50枚入りを購入しても、2〜3時間毎に搾乳するため数日でなくなります。

1日10袋使うと考えても10日間の入院で約100袋。
2週間で140袋近く使いました。

病院で指示される容量や数は病状によって変わるので買いだめしづらく、思いのほかここの出費が大きかったです。

かかった合計金額と入院生活のまとめ

入院費が無料でも、必要なものを買い揃えたり付き添い時の食事代などさまざまな出費がありました。

ここからはかかった費用を紹介しますが、兄弟がいる場合にかかってくるお金として「ファミリーサポート」についても先に解説しておきますね。

兄弟がいる場合はファミリーサポートを活用する方法も

「赤ちゃんが入院している間、仕事はどうするか」という親の問題も大事ですが、同時に上の子たちの幼稚園の送迎や学校の支度、お風呂や食事の世話、寝かしつけなど、育児において普段以上にストレスがたまらないよう考えなくてはいけません。

親戚家族や、頼める親しい友人がいれば別ですが、そうでない場合は地域のサポートが頼りです。

そんなときに活用できるのが厚生労働省による「子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)」。

ファミリーサポートでは、以下の内容がメインで、さまざまな育児をサポートしてくれます。

  • 子どもの送迎(保育施設や学童、習い事への送迎)
  • 子どもの預かり(冠婚葬祭や学校行事、買物や外出時、短期間就労時、保育施設の開始前や終了後など)

東京都の場合は、東京都福祉保健局のページから各自治体への情報を見ることができます。

自治体ごとに利用料金などは異なるのでお住まいの場所で調べてみてくださいね。

ファミリーサポート事業は、午前7時から夜19時まで対応可能なケースが多く、費用は平日は1時間約800円、土日祝日は約1,000円で送迎や預かりを行ってくれます。

この際かかる交通費や子どものおやつ、食事代金は保護者の負担なので、依頼する時間を考えながらやりくりすることが大切。

幼稚園の送迎だけでファミサポさんの往復交通費と合わせておよそ1回1,200円かかり、預かり保育も考えると3時間+おやつ代で4,000円近くかかる計算になりますね。

我が家の場合、赤ちゃんがICUに入院したため親ですら自由に出入りできず、入院生活前半は毎日2時間半しか面会できませんでした。

私が風邪をこじらせたり、生活リズムが激変したこともあり、4回ほどファミリーサポートのお世話になっています。

やがて赤ちゃんは人工呼吸器から酸素チューブに切り替わり、小児病棟に移ることができました。

ここから24時間付き添い生活を覚悟していたのですが、小児科の先生にこのように言われました。

「ICUから『お母さんも咳がひどい」と報告を受けています。まだお子さんの容体も常にモニターしておきたいので完全看護の部屋に移しますね。
産後まだ1ヶ月しか経っていないお身体ですから、今は夜の間だけでも体調を整えて退院後に備えてください」

完全看護の場合、昼から夜の面会時間だけ付き添うことができます。
2時間おきにオムツを替えて、授乳する前と後に体重を計って記録をとる生活になりました。

それでも家庭には母親が半日不在になりますから、やはり夫婦連携で乗り切るしかありません。入院生活後半は実家から親に来てもらい、私がいない間ごはんのお世話をお願いできたので助かりました。

赤ちゃんは鼻から酸素チューブが取れて、24時間自分でちゃんと呼吸ができるようになったら退院です。

鼻に酸素チューブを取り付けた乳児

病院からの請求は本当にゼロ円!

呼吸の安定まで5日間くらいかかりましたが、ようやく退院の許可が下り、いよいよお会計!

病院から出された領収書は、乳児医療助成があり本当に0円でした。

入院診察費の領収書

診療明細書によると、用紙8枚に及ぶ処置が24時間管理体制で施されていたのがわかります。
退院後は2回ほど再診があり、完治したかどうかを確認してくれました。本当にお世話になりました。

そして、病院以外で今回2週間の入院でかかった金額は、家族5人で以下の通りです。

  • 食費(コンビニやテイクアウト)12,000円
  • 搾乳器 5,630円
  • 母乳バッグ 140枚 5,614円
  • ファミリーサポート 16,000円
  • 交通費と駐車場代 8,000円(自費)

⇒合計 47,244円

食費はほとんど自炊していましたが、ときに外食することもありました。

子どもたちに聞き込みをしたところ、私がいない間は「吉野家のテイクアウト」「それぞれ一番好きなレトルトカレーを買ってパーティー」など、普段食卓に並ばないものをこっそり楽しんでいたということも判明しました。

また、毎日の交通費と駐車場代も忘れてはいけません。付き添い入院した場合は医療費控除として認められますが、そうでない場合は自費となります。

赤ちゃん自身の入院は、調べたところ全国的にミルク代や食費が無料になる自治体が多いです。

東京都では以下の行政区で助成があるようです(2018年7月時点)。

  • 中央区
  • 港区
  • 新宿区
  • 台東区
  • 品川区
  • 大田区
  • 目黒区
  • 世田谷区
  • 渋谷区
  • 練馬区
  • 江戸川区
  • 豊島区

※豊島区は乳児のみ

搾乳器と母乳バッグは、今後赤ちゃんを預けて出かけるときや、体調が悪いときにも使えるので買っておいて良かったです。ファミリーサポートは「夫婦共にこの日はどうしても無理」という日のみ利用したので、この金額で済みました。

この2週間、もし24時間付き添い入院だったら、これくらいの経費がかかっただろうと試算してみました。

  • 食費(コンビニやテイクアウト)20,000円
  • ごろ寝クッション 1,658円
  • 搾乳器 5,630円
  • 母乳バッグ 50枚 2,053円
  • ファミリーサポート 32,000円
  • 交通費と駐車場代 8,000円(医療費控除になる)

⇒合計 67,288円

食費とファミリーサポート代が増えるのは仕方がないですが、母乳バッグ代は半額以下になったはずです。

これは24時間付き添えるようになったことで、人工呼吸器が外れて誤嚥性肺炎のおそれがなくなったあと、毎回直接授乳ができるようになるからです。

交通費は毎日通っていましたし、駐車場代も1日代金だったため変化はありません。

今だからわかる、赤ちゃんにしてあげられたこと

今思えば、苦しがる赤ちゃんを抱いて心細い気持ちで朝を待つよりも、私たちにはできたことがあったと思います。

「救急車を呼ぶべきか」「いつ救急外来に駆け込めば良いか」などの緊急の度合いが素人にはわかりづらいものです。

そんなときは、こちらに電話すると24時間365日、医師や看護師、救急隊経験者が相談に乗ってくれます。

▼総務省消防庁 救急安心センター事業
#7119(「な(7)やんだら119」と覚えるそうです)

通話料はかかりますが、相談料は無料です。

乳児の体調急変は本当にあっという間なので、迷ったらすぐ「この症状は救急外来?今何かできることはある?救急車を呼ぶべき?」と聞けば良かったと思っています。

今後は(ないことを祈りますが)必ずそうしようと思います。

また、想定外の出費もありました。

朝からおっぱいを飲めなくなった赤ちゃんを抱えて必死で移動していたため、今度は私が乳腺炎になってしまったのです。

急遽大学病院で搾乳をさせてもらいましたが間に合わず、乳腺外科へと走りました。

超音波で乳腺炎を確認し、搾乳をしながら授乳を続けられる薬を処方してもらい、回復を待つことになります。
ここで4,500円かかりました。

気をつけていれば避けられた事態なので今回予算に換算しませんでしたが、乳児を抱えたお母さん方は緊急時でも搾乳(せめて圧抜き)することを忘れないようにしてください。

さいごに

今も、夜中にひとり2時間おきに起きて「私の栄養をすべてあげるから、早くよくなって」と念じながら器具を煮沸消毒し、搾乳して冷凍をした孤独な日々を思い出すことがあります。

それでも上の子たちのためにしっかりしなくてはいけないと、夫婦でお互いを奮い立たせながら頑張った2週間。

こんなことはもう2度と起きないようにしたいですが、万が一のときに備え、ある程度の余力を蓄え、自治体のサポート情報のチェックをしつつ、日常をもっと丁寧に過ごそうと思いました。

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この記事を書いた人

森山愛美夏

CM音楽、作詞作曲、歌手、翻訳、ライター、料理講師。 卵乳アレルギーの8歳と1歳の母。出産を機に自分も同じアレルギーを持っていたと知り、卵乳製品を使わない料理やマクロビオティックを実践。中医学(薬膳)も学ぶほぼベジタリアン。作詞作曲業、執筆業のかたわら、さまざまな自然酵母のパンと焼き菓子、妊娠出産授乳期の食事、菜食と肉食ごはんの同時レシピ、アレルギー対応食などを専門としている。

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