手取り20万円台の家庭で支出の割合を決めるよりも大事な考え方

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家計再生コンサルタントとして有名な横山光昭さんの”約7000世帯の家計診断でわかった! ずっと手取り20万円台でも毎月貯金していける一家の家計の「支出の割合」”という本を読みました。

節約に関する本は1年以上読んでいなかった気がするので、いろいろと新鮮に思ったり、疑問に思うことなどありました。

手取り20万円台は現実的

この本が前提にしているのは、会社に勤めていて、手取りが20万円台の家庭です。手取りが20万円?少なくない?と思うかもしれませんが、現実的な額すぎますね・・・。

私も会社員だった頃は、毎月の手取りが20万円あるかどうかの定収入でした。私が勤めていた会社は情報処理試験の資格を持っていると毎月資格手当てが出ました。

基本情報技術者・応用情報技術者・データベーススペシャリストの3つを取得してそれだけで毎月3万円は上乗せしていましたが、いかんせんベースの給料が少なすぎて、ようやく手取りが20万円いくかどうかでした^^;

配偶者の手当も込みでこれでしたからね。今思うと信じられないほど安月給だったかも。

他の方の状況はどうなのか知らないのですが、大差はないだろうと思います。下手をすれば、手取り20万円台でも多いと思う方もいるでしょう。

そんな低収入時代をどうやってやりくりして生き抜いていくかのヒントになるのが、今回紹介する本という訳です。

支出の割合を決めるよりも大事なこと

この本で説いているのは、ライフステージ・家族構成によって、各項目の支出の割合をしっかり決めておき、それを可能な限り守るようにしましょうということです。

表紙にもあるように、手取り28万円・小学生の子ども2人なら住居費は26%(73,000円)にしましょう、という具合です。

支出の割合を決めるのもいいことだとは思いますが、私は支出の割合も決めるよりも、1つ1つの出費に対してそれぞれが本当に必要な出費であるのかどうかを見極めることの方が大切だと思っています。

本当に必要な出費の基準は以下の通りです。

  • 生きていくために必要か?
  • 未来の自分(家族)のためになるか?
  • 買わなかった場合はどうなるのか?

生きていくために必要かどうか、本気で考えてみると、ほとんどの出費が不要であることに気付くと思います。

今多いと思っている出費のほとんどは、外注して手間を省いているからです。人任せにするものも、本当に必要かどうか見極めて厳選すれば、少ない手取りであっても十分にやっていけるようになります。

保険にお金を掛けすぎでは?

各世代ごとに家計の支出の割合を細かく算出しているのはすごく分かりやすいです。

ただ、最後まで気になり続けたのが、保険にお金を掛けすぎな点。そもそも医療保険は必要ないし、生命保険もサラリーマンであれば、遺族年金制度がかなりしっかりしているので、不要な家庭も多いでしょう。

子どもがいる場合に、手取りの5.5%も保険料にかけているのが読んでいてすごく気になりました。

もし保険で迷っているのであれば、無料相談を使うのも1つの手です。

保険のビュッフェというサービスを使って相談すると、親身になって相談に乗ってもらえます。

あとは、保険マンモスもいい感じでした。

お金が貯めれない人の3つの特徴

この本では、お金が貯めれない人の特徴として3つのことを上げていました。これはすごく共感できることですので、覚えていただけると嬉しいです。

  • 固定費が多い
  • 行動力に欠ける
  • 家族の協力が得られていない

このいずれかが欠けると不安定な家計になって、1人だけが頑張っても効果が薄くなります。

また、固定費は徹底的に落とすようにしましょう。細かな節約をする前に、毎月支払っている各種固定費を見直して、不要なものは解約するなどするだけで、家計は大きく助かります。

家計が楽になると同時に、精神的にも軽くなるので、固定費削減は本当におすすめです。

親世代のような贅沢はできないと考えておく

私は1983年生まれです。これぐらいの世代は両親が高度経済成長期やバブル期を経験しているので、サラリーマンで働き続けるのが当たり前となっています。勤続年数に応じて収入も上がっていました。

ところが今はどうでしょうか?

何年働いても収入がほとんど増えないのではないでしょうか?私も会社員時代1年働いても月に1,000〜6,000円ほどしか上がりませんでした。これはまだいい方で、変わらない方や逆に下がってしまう方もいるでしょう。

こんな状況なので、親世代のように住宅ローンを組んで家を買うとか、車を何台か持つとか、そういうのはもう当たり前ではありません。

親世代が異常だと思っておくぐらいでちょうどいいかと思いますよ。もしこのような生活をしたいのであれば、支出を徹底的に減らした上で、収入を増やすしかありません。

私は食費を削るのは一番最後でいいと考える

あともう1つ。「節約=食費を削る」と思っている方もいるでしょう。

私は、食費を削るのは一番最後でいいと思っています。究極の手段で一番最後にやることです。生きていくために必要な食のコストを下げるのは、健康面・精神面でも良くないと思っています。

何度も言っているように、他に使っている固定費などの削減で大きく節約できます。それでも生きていくのにお金が足りないという方は食費を削っていくようにしましょう。私もかなりヤバかった2012年の初め頃は食費まで削ろうとしていました^^;

最後に:ムダ使いが多いと感じる方は読みましょう

なんだか、厳しい感じのコメントばかりになってしまいましたね・・。私自身が徹底的に節約生活を送っているので、一般向けに書かれた本だと甘いと思ってしまうのです。

当然ですが、これから節約しようと思っている方にとっては、役立つ情報ばかりです。節約したいと思っている方にとってはまとまった情報があり、具体的な方法が提示されているので、実用的です。本の評価が高いのもうなずけます。

これから節約頑張ろう!と思っている方はこの本を入門編にしていただき、もっと徹底的に節約したい方は私のこのサイトを参考にしていただくのがいいかと思います。

ちなみに私の家計簿はこちらです。自営業で、仕事の分の収支も含まれていますが、支出はかなり少ないと思っています。
参考:家計簿明細カテゴリの記事一覧

節約の大事さについては、以下のページで熱く語っています。今後生き延びるには節約が必須スキルだと思います。

うまく家計をやりくりしていきたい方は、以下のページも合わせて読んでみてくださいね。

この記事を書いた人

このサイト「ノマド的節約術」の運営者。節約アドバイザー・クレジットカードアドバイザー。会社を辞めて子どもが産まれるタイミングで家を買いました。収入ゼロから始まった節約生活の日々で身に付けたお金の知識を紹介しています。そもそも論から考えるミニマリスト的な節約術、クレジットカード、ポイントやマイル、株主優待、投資信託、移動を安くする方法に詳しいです。

松本 博樹のプロフィール