とっても長いタイトルの本を読みました。
「何があっても一家4人を食わせていくだけのお金を稼ぎたいならスモールビジネスをやるしかない」中村裕昭 著
このサイトは節約をテーマにしています。しかし、私自身がフリーランスで生活していることもあり、お会いした方と名刺交換した時に「どうやって生活してますか?」みたいなことを聞かれることが時々あります。
私は1つだけに絞って仕事をしている訳ではないので、いつも説明するのが難しいです。自分がやっているのはどれも小さな仕事(スモールビジネス)だと思っているので、今回読んだ本では、参考になるところや共感するところがありました。
放置自転車撤去ビジネスへの誘導は気にしない
まずこの長いタイトルの本を読む前に知っていただきたことがあります。
読み進めていくにつれ、著者のビジネスである放置自転車撤去ビジネスへの誘導をちょくちょく促すような文言が目につくようになります。
私は放置自転車撤去ビジネスについて詳しく知らないのですが、読み進めていく上で「放置自転車撤去ビジネス」をすればいい!という思考にはならないで欲しいと思っています。
もし検討するなら、しっかりと自分のビジョンとかをしっかり見直した上でするようにしてください。
考え方は参考になる
のっけからネガティブなことを書いてしまいましたが、その部分を除けば、参考になることが結構あります。特に何かビジネスを起こしていく上での考え方は、なるほどと思ったり共感したりすることが多かったですよ。
特に「成功するスモールビジネスを見抜く10の判断基準」のところは分かっていても忘れがちなので、しっかり覚えておきたいところです。
- 売上をつくりやすく利益を多く残せるか?
- 資金の回転スピードは早いか?
- リピート性は高いか? もしくは生み出しやすいか?
- 優位性(差別化)を築くことはできるか?
- 小資本で立ち上げられるか?
- コントロールできない要素を排除できるか?
- マンパワーに頼りきらずに仕事を回せるか?
- 集客はスムーズに行えるか?
- 市場規模はどうか?
- ビジネスモデルは確立しているか? 確立させられるか?
今後、フリーランス(自営業)の人が増えると思う
年々、会社に定年まで勤めあげるということが難しくなっています。転職も当たり前になってきてますよね。
世の中の移り変わるスピードが年々早くなってきているし、先が読めなくなってきています。また、会社もあまりコストを掛けたくないというところから、採用する人数が減ってきています。
今は会社に勤めていたとしても、ずっと続けれる保証はどこにもないし、会社の都合で仕方なしに一人で仕事を始めざるをえない方も出てくるだろうと思います。
そんな時に大きく稼ごうと思うのではなく、家族の生活が困らない程度に稼いでいくことを1つの目標にすればいいかな、と思っています。私の目標もこの記事を書いている時点では同じです。本を読むかどうかは関係なくそう思っていました。
「起業」という言葉を聞くと、なんだか大きなことを起こすのをイメージしている方がいるような気がします。実際のところ起業自体はそんなたいそうなことはなく、起業してからどうするかの方がよっぽど大変です。
この本はそんな当たり前のことを分かりやすく書いてくれているのがいいな、と思いました。独立や起業を考えているのであれば、一度読んでみるといいですよ。大きな財を成した人の本を読むよりも身近に感じることができます。