こんにちは!
ライターをする前は損害保険会社に8年勤務していました、朝子です。
火災保険は、火事や災害が原因で家や家財が損害を受けたとき、修理もしくは買い替えにかかる費用を補償してくれる保険です。
持ち家・賃貸に関わらず多くの方が火災保険を契約していますが、「こんな決め手があって今の火災保険を契約したよ!」とハッキリ言える方って少ないように思います。
それは、不動産業者や住宅メーカーが勧めてきた保険をそのまま契約したというケースがほとんどだからです。
実際に、わたしが損保の仕事をしていたときも、お客さまから「火災保険なんて、どこの保険会社で入っても、だいたい同じでしょ」と言われたことがあります。
たしかに、ベースとなる火災や落雷、風災などの大まかな補償は、どこの保険会社も似たり寄ったりかもしれません。
でも、保険会社のHPやパンフレットなどをよく見てみると、補償や特約、保険料など、それぞれに違いがあるんです。
また、どんなことに注意して補償を選び、契約手続きをすればいいのかも迷ってしまいますよね。
今回は、損害保険会社に勤務していた経験をもとに、火災保険の選び方のコツについてご説明していきます!
自分が求める補償内容になっているか
保険は、万が一のときにしっかり補償されないと意味がないものですから、まずは補償内容をよく確認してみてください。
自分が「これは必要だ!」と思う補償が付いていない火災保険に加入すると、あとで「やっぱり違う保険にすればよかった」ということになりかねません。
火災保険の補償内容は、パンフレットのほか、各保険会社のHPで確認することができますよ。
保険会社のHPは、自動車、火災など、保険の内容ごとにページが分かれています。
▼まずはトップページで「火災」というボタンを見つけてください。
▼そうすると、火災保険の補償について詳しく説明されたページに移りますので、具体的な補償内容が見られます。
自分にとって必要な補償がある保険会社を選ぶ
火災や落雷、風災などの補償はほとんどの保険会社で同様のものが付いていますが、細かい補償内容は保険会社ごとに違います。
たとえば、掃除中に誤って壁に穴を空けてしまったなどの偶然な事故による損害を補償する保険会社もあれば、そうでないところもあるのです。
もし、お子さんが小さいなど、うっかり家や家財に損害を与えてしまわないか心配という方は、偶然な事故による損害を補償してくれる保険会社で火災保険に加入したほうがいいですね。
また、基本的な補償にプラスして付けられる特約も保険会社ごとに用意している内容が異なりますので、ご自身が入りたいと思う特約があるかどうかも併せて確認してみましょう。
必要ない補償が外せるようになっているか
「この補償は必要ない」という項目がはっきりしている方は、自由に補償をカスタマイズできる保険を選ぶと、保険料がムダにならずにすみます。
例のひとつに、マンションに水害補償を付けるかどうかが挙げられます。
マンション高層階は水没する可能性がとても低く、火災保険に水害の補償が付いていてもそれを使用することはほぼありません。
もし、水害の補償を外せる保険なら、その分の保険料を支払う必要がなくなります。
付けたい補償と不必要な補償を整理する
どんな補償を付けたいのか整理したいときは、火災保険のパンフレットやHPの画面をコピーするなどして、補償の一覧を用意してください。
必要な補償にはマル、不必要だと思う補償にはバツをつけてみると、わかりやすくなりますよ。
やっぱり気になるのは保険料!支払い方法の確認も大切
保険料の違い
同じような補償内容でも、保険料は各社違います。
ほとんど同じ補償内容で、保険料が数千円〜万単位で変わることも。
ですから、火災保険に入るときや契約中の火災保険を見直したいときは、複数の会社の見積をとることをオススメします。
数社の見積を比較するときは、一括見積を使うと簡単です。
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火災保険の支払い方法
見落としがちですが、保険料の支払い方法もチェックしておきましょう。
口座引き落としが一般的ですが、保険会社によっては現金やクレジットカードで保険料が支払えます。
火災保険料は、額が大きいことがありますので、クレジットカードだとポイントがついてお得ですよね。
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まれに、支払い方法がクレジットカードのみ、ということもありますので、クレジットカードを持っていないのであれば、この機会に作っておきましょう。
こんなところもチェックしてみて
代理店型と通販型
自動車保険では今や普通となっている通販型(ダイレクト型)保険会社。
これまで火災保険は、契約者と保険会社の間を代理店が仲介する、代理店系保険会社でしか取り扱いはありませんでした。
(代理店系保険会社・・・東京海上、損保ジャパン、三井住友などの3メガ損保のほか、共栄火災、富士火災など)
でも、最近は火災保険を取り扱う通販型保険会社も増えてきました。
通販型は、契約者と保険会社の間に代理店が入らない分、保険料が安くなります。
ただ、身近なところでアドバイスしてくれる代理店がいないため、契約や事故対応などは自分自身で行わなくてはなりません。
代理店型と通販型、どちらがいいのかは人によって違いますので、自分に合っているのはどちらなのかよく考えてみてくださいね。
サポートサービスの充実度
自動車保険には、レッカーやキーとじ込みなどのトラブルに対応する、ロードサービスが無料でついてくることが多いです。
それと同じく、火災保険にも暮らしのトラブルを解決するサポートサービスが無料でついてきます。
サポートサービスを使うと、無料(一部有料)で鍵の紛失による鍵開錠や、水回りのトラブルを解決してくれます。
サポートサービスは、自動的にセットされる場合と、オプションで付ける場合、そもそも用意していない場合がありますので、もし、サポートサービスを付けたいときは、契約前によく確認しておいてくださいね。
賃貸物件に住んでいる方は賃貸専用プランを選ぼう!
賃貸物件に住んでいる方は、賃貸専用プランを選びましょう。
賃貸専用プランにすると、家財の補償のほか、借家人賠償責任特約や個人賠償責任特約など、賃貸物件に住んでいる間に起こりうるリスクをカバーする補償がひとまとめにされていて、安心です。
保険料も、賃貸専用プランにしておいたほうがほとんどの場合で安くなります。
さいごに
生命保険なら自分のライフプラン、自動車保険なら車の利用状況によって保険を選びますよね。
火災保険もそれと同じで、住まいに関わるリスクをどこまでカバーしたいのかに合わせて、保険を選びましょう。
もし、詳しい補償の内容がわからないときや、自分に合った火災保険を知りたいは代理店や保険会社のHPに記載のあるコールセンターなどに問い合わせてみてくださいね。
また、これから火災保険を探そうと思っているのであれば、一括見積もりを使うと、安くて自分に合ったプランを選びやすいですよ。
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