雨の日に便利!収納力バツグンの子供用「撥水ランドセルカバー」の作り方

収納力バツグンの子供用「撥水ランドセルカバー」の作り方

この前、次女の入園グッズを手作りしましたが、長女が「私のものも作って欲しい」と言うので、 かねてからリクエストがあったランドセルカバーを作ってみました。

参考:初心者でも簡単!子供の入園・入学のためのリバーシブルレッスンバッグの作り方

長女は小学校高学年で、荷物が多くなってくるお年頃なんですよね。

せっかくだから、収納力がある、バッグとしても使えるランドセルカバーを作ってみたので、簡単な作り方をご紹介します。

ランドセルカバー

梅雨には両手が空くバッグが便利

手作りの撥水カバーは、「ラミネート加工」の布一枚で作ることができます。

ランドセルの大きさに合わせて簡単にでき、ランドセルが濡れるのを防ぐとともに、装着できるバッグとしても使えます。

子供が描いた絵や工作など、小学生のうちは「軽くて薄い、けど大きくてランドセルに入りきらないもの」って結構ありますよね。

そんなときも、両手が塞がれることなく持ち帰ることができます。

雨が多くなるこの季節、大活躍すること間違いなしな手作りランドセルカバーですが、早速作り方をご紹介します。

撥水ランドセルカバーの作り方

材料費は918円!Vポイントを使って実質0円に

材料はヤフーショッピングで購入したので、ソフトバンクからもらったポイントを使用でき、実質0円でした。

マジックテープも家で余っていたものを使用したため0円でしたが、普通に購入すると、以下のような予算が平均的かと思います。

  • 布 (ラミネート加工) 110×50cm 1単位=810円(送料500円)
  • マジックテープ 108円(100均)

長女が「せんたくねこ!この柄がいい!」と言ったので、その柄を言われれるままに購入しました。

布を購入する際は、お持ちのランドセルのサイズを測って、「これくらいかな」と確認してみてくださいね。

ちなみに我が家のランドセルの表革の面積は、横24cmくらい、縦は45cmでした。

ランドセル

(1) 縫い始める前にイメージをつかもう

さっそく「一枚の布をどのように切るか」の図と、作り方を書いてみました。

作り方

柄の向きを考えなくても良い布でしたら、前面と後ろ面は切り離さずに作っても良いかもしれません。

その場合、行程5は横ひもを通す穴だけ開けて、横ひもを入れて反対側と縫い付ければ良いと思います。

(2) 採寸して、裁断してみよう

布のサイズをランドセルに合わせる際は、厳密に測ったほうがいいのですが、忙しいとなかなかめんどくさい作業です。

ですから写真のように、布を当てて「これくらいかな?」と計りながら切ってしまえば大丈夫です。
ランドセルに布を当てる

私はランドセルに当てながら「大きすぎたら後から布を切ってサイズを調整できるけど、小さすぎると布をつなげられないからなるべく大きめに切っておこう」と考えて、布をカットしていきました。

一応サイズを記載しておきますが、ランドセルの大きさ・形によっては合わないかもしれませんので、裁断する前にランドセルにあてて確認してみてくださいね。

  • 前面・後面・フタ……110×50cmを3枚
  • 横ひも……5×35cmを1枚
  • 上ひも……5×15cmを2枚

写真は「猫3匹分・・・」とアバウトに切っているところなのですが、実は今回このように、猫の数で数えて作り、あとから測ってセンチメートルに換算して図にしました。

それでもぴったりにできたので、ランドセルに当てながら、かなりラフに作っても大丈夫です。

布を切る

(3) 横ひもと上ひもパーツを作ります

まずは横ひもから。縦に長い布(5×35cm)が横ひも用の布です。

真ん中で折って、両端を内側に折り込みます。

バイアステープのような形になりますね。

※ラミネート加工の布は、端に透明なラミネート素材が余っています。余っている部分は切っても良いですし、多めに切り取って横ひもパーツに入れ込んでしまっても良いと思います。

この端を押さえながらミシンがけしていきましょう。

ミシンがけ

次に上ひも。5×15cmの布です。1/3に折り、端を縫っていきます。
布を測る

上ひもは2本作りましょう。

いずれも、上下の切れっ端部分は、下はランドセルカバーに入れ込んで縫ってしまうので、このままでもOKですが、上は折り込んで縫っておくとより仕上がりがきれいです。

見た目を気にしない場合は、マジックテープを縫い合わせてしまえばこのままでも良いです。

(4) フタと上ひもをバッグ後面に縫い付けよう

パーツを並べてみました。
布を縫っていく
上ひもはまだ1/3に折って縫う前ですが・・・。

これで全パーツが揃いました。

※フタ用の布は、バッグの大きさよりもマチの分だけひとまわり小さく切っています。

では、今度はフタ部分を作っていきます。

まず、フタ用の布を裏返しに半分に折り、両端を縫っていきます。

裏返して表面を表にしたら、上ひもパーツとともに後面に縫い付けていきましょう。

後面の布とフタの間に上ひもを、少し内側に傾けた状態で差し入れて固定し、上から縫っていきます。
フタ部分を作る

ランドセルカバーの後面にフタと上ひもを縫い合わせると、このような出来上がりになります。

フタ部分
画像の上が後面、下側にあるのがフタです。

(5)バッグ本体の作り方

次は前面と後面を縫い合わせていきましょう。

お互いの布の表面を合わせて(つまり裏同士が表に来るようにして)底面を縫っていきます。

開くとこんな感じです。

バッグの底面

後面の上部にはすでにフタを縫い付けてありますが、前面の上部はまだ何も縫い付けていませんでしたね。

このままでは前面のほうが長くなってしまうので、同じ長さになるように前面も折り返して縫っておきましょう。

バッグ

次は横面を縫っていきます。

ランドセルに当ててみて「この辺りかな?」という場所に目星をつけたら、横ひもを通して両脇を縫い合わせていきます。

だいたい底面から1/3から1/4くらいの位置が良さそうです。

バッグの側面

これで、前面と後面の布が1つになって、バッグの形になりました。

(5)バッグのマチを作る

バッグのマチ(厚み)を作っていく行程に移ります。

このように端の縫い目から3cm・・・って、ちょっと待ってください。

これで縫ってしまうと、マチはできません。

ただの五角形の平らなバッグになってしまうので気を付けましょう。

まち縫い

正しくは、バッグを開いて縫い目と底面を合わせて、縫い目の端から3cm測って直角に縫っていきます。まっすぐ開いて縫うのがポイント。

まち縫い

縫ってからバッグ状にもどして上から撮ると、このようになります。

ちゃんとマチができているか、確認できますね。

まち完成

これで、形としては完成です。あとは上ひもとフタ部分にマジックテープを付ける作業をしていきます。

装着してみるとこんな感じ

表側に返して、実際に装着してみましょう。

ランドセルのフタを開けて、横ひもを通します。

ランドセルにカバーを装着

下から見るとこのように、「カバーでもあり、バッグとしても使える」というランドセルカバーになっています。

ランドセルの開け閉めもしやすいです。

ランドセルにカバーを装着

▼上ひもにはこのように、マジックテープを装着します。
マジックテープ

同じように、バッグ前面とフタにもマジックテープをつけましょう。

▼肩ひもに通して止めれば完成です。
マジックテープを装着

単体のバッグとしても使えるので、学校に着いたらランドセルから外して、机の横のフックにひっかけておくこともできます。

作るときのコツは、フタの大きさを完成後のバッグの大きさと合わせること。

もしフタよりもバッグ本体の横幅の方が広くなってしまったら、バッグ上面を内側につまんで、すぼめた形にしてしまっても良いと思います。

さいごに

雨が降った時、基本的に子供たちは傘をさしていると思いますが、できるだけ「ランドセルに雨がかからないように」と工夫したいところです。

完全防水というわけではありませんが、ランドセルを長く綺麗に使い続けられるようにするためにも、雨の日のカバーは大事なのです。

ちなみに今回の作り方では、休日の朝、長女が起きてくるまでの30分で完成しましたよ。

みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

ライター、料理講師。 アレルギー持ちの8歳と1歳の母。 フリーランスとして20年以上、節約を意識しながら暮らしを楽しんでいます。 普段はベジタリアン料理と普通食、離乳食や制限食など、両立した料理の展開メニュー開発など多数提案。 インタビュー記事、料理レシピやレストラン紹介、コラム執筆、人物や料理撮影も担当しています。