お正月で余ったお餅でサクッと作れる!絶対美味しいお餅を使った節約レシピ4選

森山愛美夏の画像

お正月に張り切って買い過ぎたお餅、実家からもらったお餅が、まだまだ大量に余っているお宅は、少なくないと思います。

お餅は冷凍して保存はしておけるのですが、そうはいってもそろそろ消費したい頃です。

今回は「お餅=太る」というイメージを覆す、美味しくてヘルシーなお餅レシピを4つご紹介しますね。

1. 野菜たっぷり!ネギ醤油餅

 
「年末年始、飲み会や外食が多くて野菜が足りていない」と思ったら、ぜひ試していただきたいお助けレシピがこの「ネギ醤油餅」です。

長ネギと、余った野菜を何でも切って盛って、最後にお餅を入れるだけ!

一人暮らしの方にもオススメの、簡単にできる栄養満点レシピです。

材料/1人分

お餅が柔らかいうちに食べるのがベストです。

もし硬くなってしまったら、もう一度火にかけて蒸し直せばOKですので、ご安心を。

  • ごま油:小さじ1
  • キャベツ:1枚
  • 長ネギ:1/2本
  • ニンジン:3cm
  • 切り餅:2個(1cm角に切る)
  • 水:50ml
  • 醤油:大さじ1
  • かつおぶし:2つまみ
  • 海苔:1/8枚
  • マヨネーズ:お好みで

作り方

フライパンにごま油をひいたら、

  • 一口大にしたキャベツ
  • 斜め切りにした長ネギ
  • 千切りにしたニンジン
  • 1cm角にした切り餅

これらを順番に敷いていき、最後に水50mlを回りからかけてフタをし、蒸し焼きにします。

野菜に火が通って、お餅がやわらかくふんわりしてきたら醤油をまわしかけます。

そして一瞬強火にして火を止め、かつおぶしと海苔をかけたらできあがり!

ネギ醤油餅

最初、家族に「2人で分けて食べてね」と出したのですが、「全然足りないよ!もう一回!アンコール!」と怒られてしまいました。それくらいペロッとたいらげてしまうレシピです。

これは、醤油ではなくソースをかけて、マヨネーズとかつおぶしと青のり、そして紅生姜を添えて「お好み焼き風」の味付けで食べても、とっても美味しいですよ!

2. ジャガイモもっちりガレット風

とてもシンプルなガレットに切り餅を挟むと外はカリッ、中はもっちりな食感になり塩胡椒だけで「うまい!」と唸ること間違いなし。

炭水化物オン炭水化物ですが、普通のガレットより断然腹持ちが良いので、少量食べただけで午後もがっつり動けます。

材料/1人分

こちらもお餅が柔らかいうちに食べるのがベストです。

硬くなってしまった場合はホイルで覆ってトースターで温めてみてください。

  • 油:小さじ2
  • ジャガイモ:2個
  • 切り餅:1個(1cm角に切る)
  • 塩胡椒:適量

作り方

ジャガイモを1個を千切りにして、フライパンの上にまんべんなく並べます。

次に角切りにした切り餅を、ジャガイモの上に乗せます。

千切りにしたジャガイモとお餅

ジャガイモを全て乗せたら、フタをして中火で焼きます。

ジャガイモがカリッとしてきたら裏返して反対側も焼きましょう。

最後に、塩こしょうで味を調節すればできあがりです。真ん中にパセリをふってあげると彩りがよくなりますよ。

こんなにシンプルなレシピなのに、フライドポテト好きな子供たちには大人気!

熱々で食べるとふんわりとサックリ、両方楽しめてとても美味しいです。

ジャガイモ餅

3. お正月で余った栗きんとんや黒豆と一緒に!カリッとモッフル!

我が家では、お餅と同じく、年末年始に買い過ぎてしまうものがあります。

「栗きんとん」と「黒豆」です。

おせちってしょっぱいものが多いから、つい「甘いものも欲しい」と思ってしまうんですよね・・・。

でもそれが、正月明けの胃もたれの大きな原因のひとつになってしまうのです。

「多すぎる!」と思ったら無理せず冷凍しておき、お正月明けのスイーツに使いましょう。

簡単に作れるかつ、ちょっと豪華なおやつになりますよ。

材料/1人分

焼きたてをカリッと食べるのが一番美味しいです。
冷蔵庫に入れておけば、翌日も食べられます。

  • スライス切り餅:8枚(普通の切り餅なら3個を平行に4枚に切る)
  • 栗きんとん:大さじ5から6

作り方

まず、ワッフルメーカーにスライス切りにしたお餅を縦に2枚並べます。この時、切り餅が少し重なるように並べると、中身が飛び出さず焦げ付きません。

そして栗きんとんのペーストを大さじ1弱くらい真ん中に置き、スライス切り餅を上から横に2枚並べます。

モッフル

この時も切り餅を少し重ねるように置くのがポイントです。

この状態で3分焼けば完成!

モッフル

ちなみに、栗きんとんを冷凍する時は、栗とペーストを別々に冷凍しておくと便利です。

ペースト部分は、このようにラップで茶巾状にして、ビニール袋に入れて冷凍しておきます。そうすると使う分だけ出しやすくなるんです。

切り餅と合わせてアレンジするだけでなく、ただパンに塗っても幸せな味に。自家製パンやロールケーキに巻き込むのも美味しいですよ!

栗きんとん

ちなみに、このモッフルを作るのに、今回はビタントニオのワッフルメーカーを使いました。

プレートを付け替えるだけでできるレシピは数知れず、我が家ではこんなものを作っています。

  • たい焼き
  • パニーニ
  • 焼きドーナツ
  • アイスクリームコーン
  • ワッフル
  • タルト
  • マドレーヌ

ワッフルメーカーさえあれば簡単に作れる上に、材料費だけで好きな量のおやつを作れるためコスパが高く、とても便利な機械です。

4. 宮崎県の郷土料理「ねりくり」

サツマイモのほんのり優しい甘さがクセになる、宮崎の郷土おやつ「ねりくり」も、余ったお餅で作れます。

これに真ん中にあんこを入れた物は「唐芋もち」「からいも団子」と呼ばれ、鹿児島でも有名なんです。

売っているものとほとんど同じ味のものが、家庭でも簡単に作れますよ。

ねりくり

材料/1人分

常温なら翌日まで、冷蔵庫に入れれば2日間食べられます。

冷たいままでも温め直しても、どちらも違った美味しさが楽しめますが、時間を置いたあとは、きなこをもう一度かけてあげてください。

そうすると、香ばしく食べられますよ。

  • 切り餅:1個
  • サツマイモ:切り餅の2~3倍の大きさ(お好みで調節してください。多いほど柔らかくなります)
  • 塩:ひとつまみ
  • てんさい糖:大さじ1~(お好みで)
  • きなこ:適量
  • てんさい糖:適量(きなこと甜菜糖は同量くらい)

作り方

サツマイモの皮をむいてスライスし、塩ひとつまみと一緒に鍋に入れたら、水をひたひたまで入れて煮ます。

煮えてきたら、1cm角に切った切り餅を鍋に加えて、柔らかくなるまでさらに煮ます。

柔らかくなってきたら火を止め、余分な水を捨てててんさい糖を加え、マッシャーでつぶしてください。

スプーン2本で一口大に丸めながらすくって、きなこ砂糖(きなことてんさい糖を混ぜたもの)を敷いたお皿に載せ、上からさらにきな粉砂糖をかけたらできあがりです。

さいごに

食べてみたいものはありましたでしょうか。
うちではお正月だけと言わず、日常的にお餅がメニューに並んでいます。

そのため特別感は少ないのですが、とても簡単なのでお正月明けに餅を持て余していると言う方にはいつも教えているレシピです。

「小腹を満たしたい。すぐ食べたい。けれどラクしたい」という時に、お餅はとても便利です。

切り餅をわざわざ買ってでも作りたいレシピ、ぜひお試しくださいね。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

CM音楽、作詞作曲、歌手、翻訳、ライター、料理講師。 卵乳アレルギーの8歳と1歳の母。出産を機に自分も同じアレルギーを持っていたと知り、卵乳製品を使わない料理やマクロビオティックを実践。中医学(薬膳)も学ぶほぼベジタリアン。作詞作曲業、執筆業のかたわら、さまざまな自然酵母のパンと焼き菓子、妊娠出産授乳期の食事、菜食と肉食ごはんの同時レシピ、アレルギー対応食などを専門としている。