年賀状の季節がやってまいりました。
個人的な年賀状は、「業者に注文して印刷してもらうほど、枚数は多くない」という方も多いかと思います。
でも、最近のプリンターはインク代がとても高いので、自宅で印刷するのもコストがかかるんですよね・・・。
オリジナリティーは出したくても、一枚一枚絵を描くのは手間がかかります。
そんな時、消しゴムはんこがとっても使えるのです!
今回は、10分でできる消しゴムはんこの作り方をご紹介します。
消しゴムはんこで年賀状をデコろう!
消しゴムはんこ作りに必要なもの
消しゴムはんこを彫るには、これだけあればOKです。
- 子供の彫刻刀(学校のもので充分)
- 消しゴム(もしくはゴム板)
- トレーシングペーパー(下書き用)
- 鉛筆(下書き用)
- インク(彫り終わったあとに押すため)
材料は「ほるナビ」が便利
文房具や画材が揃う「世界堂」や、東急ハンズ、ロフトなどには、消しゴムはんこに適した柔らかさと厚さの「ほるナビ」という消しゴムが売っています。
ハガキ大のサイズが600円(税別)と、その半分の大きさは300円(税別)で、人気です。
また、1文字の印鑑のような形のものが彫りたい場合は「ぽちっとはんこ」(150円+税)という商品が便利ですよ。
子供が使っていて飽きた消しゴムでも良いですが、専用の消しゴム板は、表面の色が違います。
下書きと彫った場所の区別が一目瞭然なので、なかなか彫りやすいのです。
また、一度だけしか使わないなら、正直言って消しゴムでなくても、さつまいもでもニンジンでも構いません。
でもせっかく作るなら、何度も長く使って毎年使いまわせたら楽チンですよね。
とにかくコスパよく安く仕上げたいという場合は、ゴム板が便利です。
彫る時に多少硬さはありますが、彫ったあとにボンドで木片に貼り付ければ、丈夫で使いやすいはんこになりますよ。
消しゴムはんこの作り方
▼まずトレーシングペーパーに、鉛筆で完成図の絵を描きます。
▼その下書きを裏返して、書いた面を消しゴムに当てるようにして重ねましょう。
▼それを上から、はんこを押すようにすると、このようにきれいに反転した状態で転写されますよ。
▼まず外側を彫っていきましょう。
このくらい大雑把な図案ならば、使うのは角刀でも丸刀でも構いません。
▼そして中の部分を彫っていきます。
▼彫ったらできあがり。早速試し押ししていきます。
薄い色から順番に押していきましょう。
年賀状なら「あけましておめでとうございます」というメッセージを彫っても良いですね。
一枚一枚書くよりも、はんこでポンポン押せたら便利です。
楽チンだからと言って、プリントのように味気ない雰囲気にもならないのが、はんこの魅力です。
経験則ですが、初心者は文章の周りを「文字を浮き出させるように彫る」というはんこは、避けた方がベター。文字の部分を彫る方が、失敗が少ないですよ。
▼実際に押してみるとこんな感じになります。
この上に、好きな色のボールペンでメッセージを書いて、絵を添えたり、写真をシールにしたものを貼ったりしても良いですね。
はんこに薄い色をつけたあとに少し濃い目の色をポンポンつけて押すと、簡単にグラデーションも楽しめます。
おまけ情報:2017年の年賀状もよく見るとダジャレになってる
2017年の年賀ハガキですが、日本郵政によると2017年の無地タイプのインクジェット用年賀ハガキには、3種類のダジャレ鳥が印刷されているようです。
- 鳥が自撮りしてるジドリ
- 座禅しているように見えるサトリ
- 千鳥足で歩いているように見えるチドリ
確かめてみたのですが、本当にダジャレのイラストが施されていました。
ディズニー年賀状とキティちゃんの年賀状もありますが、この鳥の年賀状もまた可愛いですね。
消しゴムはんこは布にも使える
せっかく使った消しゴムはんこですが、年賀状だけでなく布にも押せば子供服のデコレーションもできます。
100均で打っている布用インクで押せば、子供の服やカバンにポンポン押せばOK。こちらは洗っても大丈夫なので心強いですよね。
他にも食品のラベルやレシピノート、手紙や手帳にポンポン押したりにも使えます。
子どものリクエストで、海苔巻きとまぐろ寿司、可燃ゴミと紙ゴミのマーク、さらにホットケーキと金魚(立ち上る泡の部分は海苔巻きのきゅうり部分を転用)とジンジャーマンクッキーのはんこを作りました。
消しゴムはんこは、いろいろ使えてとっても楽しい!
子供の落書きを書き写して作ったり、名前をはんこにしてあげたりしてもOK。
消しゴムはんこは手早く作れて楽しいです。
私も昔、職人の方に教えてもらってから、時々作っています。
幼稚園や小学校のグッズにも、ポンポン押すだけで名付けができますよ。
インクの色次第で、さまざまな表情を見せてくれるはんこは、気分転換にもうってつけ。
ぜひ年賀状で消しゴムはんこデビューしてみてくださいね。