2013年になり、アベノミクスで株価の上昇が目立ちますね。
これだけの長い期間、株価が上がり続けている相場は生まれて初めて見たような気がします。
この流れに乗って投資だ!という訳ではなくて、株の仕組みを今一度しっかり理解しておく必要があると感じて、初心者向けの本を買って読んでみました。
私はガツガツ投資する訳ではなく、長く持ちたい、応援したいと思った時に株を買ったりするスタイルです。
もともとそういうスタイルなので、私にとって「はじめての株1年生 新・儲かるしくみ損する理由がわかる本」は自分の価値観を共有する本、知識を後押しする本となりました。
株とは何か?の解説が丁寧
「株」や「投資」という言葉を聞くと途端に拒否反応を示す方もいるかもしれません。
仮にそういう方が読んだとしても、株について非常にわかりやすく書かれています。
銀行の利息を受け取れる仕組みの解説があり、それを踏まえた上で、株に投資するのはどういうことなのか、と言った説明があります。
銀行にお金を預けると、銀行が会社に投資を行うので、それは間接的な投資になります。
対して株の場合は、会社に直接投資を行うことができます。
株主になると、投資してくれてありがとう、という形で配当金が出ます。株主優待はこれが、お金ではなくギフトになったものです。(別運営している「株主優待データベース」は株主優待に特化したサイトです。)
Tokyo Stock Exchange / Dick Thomas Johnson
株で損をするパターンの解説(事例)がある
株に関わらず、投資に関する本というのは、成功例ばかりが派手に取り上げられがちです。
成功例なんてのはほんの一例であって、鵜呑みにせず参考程度でとどめておくのが一番だと思います。
それよりも失敗した時の話のほうがより身近で参考になるはずです。この本では、失敗した時の投資パターンを3つ紹介しています。どのパターンもありがちで、私も陥ったことがあるので、これだけでも読む価値があります。
失敗する時というのは、得てして短期的な目線でお金をガンガン稼ごうと思っている時だと思います。私が失敗した時は全部そのパターンだったので。
信用取引についての解説もあり
株をするときにわかりにくいのが、信用取引についてのことです。
その信用取引についての解説やリスクも丁寧に説明していて好感を持ちました。
最後に:株について詳しく知りたいなら読もう
今まで株について興味はあったけど、詳しくはよく分からないという方。これから株を始めようと思っているのであれば、まずは、この本を一読することをおすすめします。
私は株についての知識が少しあったのはありますが、1時間少しで読みきることができました。180ページほどの本でさらっと読めるのもいいですね。
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