わずか699円!コストコのロティサリーチキン解体する方法と節約レシピ10選

コストコは、一つひとつの商品サイズが笑ってしまうほど大きく、量が多いけれど安いことで有名です。

そのなかでも、人気商品がロティサリーチキンです。
丸鶏なのに699円とお手ごろな価格な上に、パーティーでも華やかな一品になります。

クリスマスにもおすすめの商品ですよ。

けれども食べ終わったあとに、残った部分をどうしたら良いかわからず、そのまま捨ててしまうこともあるかもしれません。

うちは時々、丸鶏が安い時に購入して解体し、ローストチキンの他に、余った部位を利用して料理を作ることがあります。

そこで今回は、コストコのロティサリーチキンで作るコスパのいいチキン料理のレシピと、骨まで使った活用法を紹介していきますね。

コストコのロティサリーチキン

コストコのロティサリーチキンをフル活用!

コストコのロティサリーチキンは、パッケージされた状態はこんな感じで売られています。

コストコチキン

家に持ち帰ってパックから出して、早速重さを測ってみました。

たっぷり重量の、1,633gです!

チキンを計る

お肉を取り出した時に、容器の底に溜まっていた肉汁はこれくらい。これも無駄にせず、調理に使いますよ。

肉汁

ロティサリーチキンの部位別解体法

ロティサリーチキンを無駄なく使うためには、購入後に解体することが大事です。

  1. 両足を縛った紐をほどく
  2. もも肉から取る(この時、足の付け根の骨を手で取るとホロっと簡単に解体できます)
  3. 手羽の部分も取る(こちらも接続部の骨を手で取るとラクに取れますよ)
  4. 胸肉のど真ん中に、左右を分ける骨があるのでそれを少し避け、左右に切り込みを入れて、削ぐように切り出す
  5. 左右の胸肉を切り出した後、真ん中の骨を取り出す
  6. 胸肉をひっくり返すと「ささみ」がスーパーで売られているような形のままでポロッと取れる
  7. わかりやすく並べ直したら完了

チキンを解体する

解体したら、こんな感じになります。

もも肉と胸肉は別皿に出してありますが、小さな部位と骨をわかりやすく左右に並べてみました。

解体後のチキン

大皿に載せた解体後の骨から、鶏ガラになるまで肉をしっかり外し、別皿に盛りました。

骨と肉は用途が違うので別々に保存します。

そしてこの写真は、解体したすべての部位を並べた、解体後ロティサリーチキンの肉オールスターズです。

コストコチキン

もも肉は、パエリアや炊き込み御飯などに、このままドーンと使うこともできるため、あえてこの形で取っておきます。

胸肉は部位が大きいので、あらかじめこのようにカットしておくと、使う時も冷凍する時も便利です。

胸肉

そして密封性の高いビニール袋などに、部位を別々にして詰めたら、すぐ使うもの以外は冷凍しておきましょう。

チキンを保存

コストコのロティサリーチキンを使ったレシピ

(1) サンドイッチ

ロティサリーチキンの胸肉を使って、サンドイッチを作ります。

お弁当に詰める時には、このようにオーブンペーパーで包むと、きれいにカットできて、しかも食べる時に手を汚しません。

他のおかずの汁気もつかないので便利です。

サンドイッチそのものは、とても簡単!

豆乳マヨネーズを塗ったパンに、レタスとチキンを乗せて、マスタードとケチャップをかけて野菜を乗せ、ぎゅうぎゅうに挟みました。

サンドイッチ

(2) チョップドサラダ

麻布にある、カスタムサラダ専門店の「クリスピーサラダワークス」が、私は大好きなのですが、そのお店の味を家でも再現してみました。

真四角に切った胸肉を使用した、チョップドサラダです。

入っているのは以下の材料です。

  • ニンジン
  • トマト
  • きゅうり
  • パプリカ
  • 鶏の胸肉
  • 玉ねぎ
  • レタス

コストコサラダ

これにお好みのドレッシングをかけて、フワッと混ぜるだけでできあがりの、簡単レシピです。

よく使うのはコブサラダドレッシングですが、今回は、甘酒とマスタード、それからお酢と塩こしょうを混ぜたドレッシングをかけました。

コストコサラダ

(3) ピラフ

次は、炊飯器で簡単に炊き込めるピラフの作り方です。

材料は玉ねぎ、ニンジン、とうもろこし、マッシュルーム、そして解体したもも肉です。

  1. 2合のお米に料理酒を大さじ1と塩小さじ1、オリーブオイル大さじ1/2とコンソメ5gとクレイジーソルト少々を入れる
  2. 2合のラインのほんの少ーし下まで水を入れる
  3. 時間がない場合は、その後もも肉をそのままドーンと乗せる(この場合は肉の出汁をもう少しプラスしたいので、先ほど解体して骨についていた小さな肉も少しだけ加えた方が良いでしょう)
  4. 切った野菜を一緒にご飯の上に乗せて炊飯

ピラフ

時間があれば、できればもも肉を解体する時に、肉を取って骨だけにしたものをご飯の上に乗せ、30分浸水させた後、野菜を乗せて炊き込みたいところです。

こうすることで鶏の骨からも出汁が出ます。

ピラフ

炊き上がりはこんな感じです。もし鶏もも肉を、骨付きのままの状態で炊き込んでいたなら、テーブルで「ジャーン!」とお披露目した後に、みんなでほぐして混ぜても良いかもしれませんね。

ピラフを炊く

一人分を盛り付けるとこんな感じになります。

ピラフ

(4) 骨で取る鶏ガラスープ

今度は鶏ガラスープを作っていきましょう。

お皿に残っていた骨だけを鍋に入れ、水を入れたら静かに煮出していきます。

鶏がらスープ

弱火で静かに煮出していくと、澄んだスープになるのですが、この日は途中で誤って10分ほど中火にしてしまい、白く濁ってしまいました。ですが、これでも味は美味しいのでよしとします。

鶏ガラスープは、うちではラーメンのスープや炊き込み御飯の味付けなど、とても便利に使っています。

鶏ガラスープ

(5) 肉汁で作るグレイビーソース

次はグレイビーソースを作ります。

玉ねぎ1/2個をみじん切りにして炒め、飴色になってきたところで薄力粉を大さじ3くらい加えて、さらに炒めます。

グレイビーソース

そこに、解体時に取っておいた肉汁を入れましょう。

グレイビーソース

肉汁を冷蔵保存しておくと、フライパンに乗せてもこのようにプルプルです。これがすぐにとろーんと溶けていく様子が楽しいです。

そしてここに、コンソメ少々と塩こしょうを加えて味を調えれば、肉を食べる時のソースになります。

グレイビーソース

溶けてかき回していくと、だんだんとろみがついてきます。

グレイビーソース

グレイビーソースが、できました。

蒸し野菜とも相性が良いので、一緒に出しても美味しいですよ。

グレイビーソース

(6) 野菜スープ

先ほどの鶏ガラスープを使って、野菜スープも作れます。

鶏ガラスープを、野菜やキノコを一緒に煮て、塩こしょうで味を整えるだけでOKです。

スープ

野菜スープは、5分でできあがりました。
残りはこのように、大きなタッパーに入れて冷蔵しておきます。

完成

(7) フォー

こちらは鶏ガラスープを使ったフォーです。

味付けは、鳥ガラスープの他に、塩こしょうとナンプラーを加えて、最後にライムをぎゅっと絞っています。

パクチーはこのあとさらに山盛りにしました。

フォー

(8) 生春巻きにも便利

骨の間の小さな肉は生春巻きで一緒に巻いても良いですね。

この日はサーモンとエビ、野菜だけ、チキンとアボカドの生春巻きでした。

コストコのチキン料理

(9) トマト煮込み(ミートソース風)

解体した鶏肉の、骨に残った部分を使えば、メキシカンメニューも作れます。

  • 炒めた玉ねぎ
  • 骨の間の部位の小さな肉
  • トマト缶半量
  • ソース大さじ1
  • ローリエ1枚
  • コンソメ少々
  • キドニービーンズ
  • ひよこ豆

これらを煮込んで、ミートソース風のメキシカンソースが完成。
パスタに混ぜても美味しく、常備菜としてもおすすめです。

コストコのチキン料理

(10) 鶏とエノキの炊き込みごはん

こちらは、鶏の炊き込み御飯と鶏野菜定食です。

野菜とエノキ、そして鶏ガラスープと酒大さじ1に塩少々を加えて炊き込むだけの簡単ごはんです。

メインディッシュは、温めた鶏肉にグレイビーソースをかけるだけだったので、晩ご飯がとてもラクにできました。

定食

コストコのロティサリーチキン活用法のまとめ

ロティサリーチキンは、コストコでは常に温まった状態で販売されています。

持ち帰ってすぐ食卓に並べると、まだほんのり温かいため、そのまま美味しく食べられますね。

「遠出したし、今夜はごはん作りたくない。早く家に帰って何か食べてすぐ寝たい」という日に買って帰れば、食べ盛りの子供達と夫の胃は満たされますし、献立を考えずに済むので便利です。

保存することを考えて解体するのはちょっと手間ですが、コストコのロティサリーチキンなら切ってもらうだけですので、たまにはパパにお願いするのも良いかもしれません。

食べたあとの洗い物も、包丁とまな板だけなのも、水道代の節約になります。

たまにはパパに腕をふるってもらうのも、子供たちから「パパかっこいい!」と声もあがって気分も上がりますよね。全て簡単なレシピなので、ぜひ一度試してみてくださいね。

おまけ:コストコに関する記事

ノマド的節約術の裏話

ブログでは公開していない情報をメールやLINEで受け取れます。無料で登録可能ですので、下記のボタンよりお気軽にご登録ください!

この記事を書いた人

ライター、料理講師。 アレルギー持ちの8歳と1歳の母。 フリーランスとして20年以上、節約を意識しながら暮らしを楽しんでいます。 普段はベジタリアン料理と普通食、離乳食や制限食など、両立した料理の展開メニュー開発など多数提案。 インタビュー記事、料理レシピやレストラン紹介、コラム執筆、人物や料理撮影も担当しています。