IIJmio海外トラベルSIMの購入から設定までの流れと使ってみた感想

スポンサーリンク

IIJmio海外トラベルSIM

こんにちは!
海外に渡航する際は現地でプリペイドSIMを購入して、普段使用しているスマホをそのまま使う派のまきはらです。

最近私がよく訪れる台湾では、空港内で簡単に現地のプリペイドSIMが購入可能…なんですが、LCCなどチケット代の安い飛行機の中には、これがうまくいかないというケースがあります。

ずばりフライト時刻の都合で現地到着時が深夜や早朝になってしまい、プリペイドSIMの販売カウンターが開いていない場合ですね。

私も最近の渡航時は仙台から台湾への到着時刻が23時すぎとなっており、空港ではSIMを購入することができません。

こういったことを予測し、保険として日本国内で購入し持っていけるSIMカードサービスなども見つけることができます。

そんな中から先日、MVNO、いわゆる格安SIMを提供するIIJmioが2016年8月より海外旅行者向けの新サービス「IIJmio海外トラベルSIM」の提供が開始されました。

実際に使い勝手が気になったので、先日台湾を訪れた際に早速試してみることに。

今回はこのIIJmio海外トラベルSIMの特徴から初期登録手順、実際の使用感までがっちり紹介していくことにします。

IIJmio海外トラベルSIMの購入・設定までの流れ

IIJmio海外トラベルSIMの概要

今年8月よりIIJmio(アイアイジェイミオ)がサービス提供を開始した「IIJmio海外トラベルSIM」

販売元の回線事業者が海外の回線事業者と提携することで、日本国外でも現地回線業者の設備を利用することでデータ通信などが利用できる「国際ローミング」と呼ばれるサービス活用したSIMカードです。

SIMフリー、またはSIMロックが解除されたスマホやタブレットなどに挿して設定しておけば、渡航後すぐにデータ通信ができる優れもの。

なおかつIIJmio海外トラベルSIMでは、2016年9月末時点において世界42カ国で使用できるサービス内容になっています。

具体的な利用可能エリアは以下の通り。

  • アジア:中国、シンガポール、タイ、インドネシア、韓国、香港、マレーシア、台湾、マカオ
  • ヨーロッパ:オーストリア、ドイツ、ポーランド、ベルギー、ギリシャ、ポルトガル、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、クロアチア、アイルランド、スロバキア、キプロス、イタリア、スロベニア、チェコ、ラトビア、スペイン、デンマーク、リトアニア、スウェーデン、エストニア、ルクセンブルク、イギリス、フィンランド、マルタ、スイス、フランス、オランダ
  • 北アメリカ:カナダ、アメリカ
  • オセアニア:オーストラリア、ニュージーランド

用にあたっては次の2つのプランいずれかからひとつを選んで契約(チャージ)することになります。

  • データ通信専用:データ通信500MB(有効期限14日間)で3,850円(免税)
  • 音声通話付:データ通信500MB(有効期限14日間)+通話30分+SMS25通で4,600円(免税)

また初期費用として、ここにSIMカード購入費用の3,229円(税込)が加わるため、データ通信専用で使う場合も初回は7,079円がかかります。

例えば台湾では3日間使い放題のプリペイドSIMが1,000円前後で購入できるため、これと比較するとデータ通信500MBで7,000円超という初期費用はかなり高く感じますね。

ですが2回目以降は(前回のチャージから)1年以内であればSIMカードをそのまま使いまわすことができるため、SIMカードをカード購入費用がかかりません。

また渡航エリアを問わず料金は同じとなるので、一度の渡航で複数の国を移動する場合などは都度現地でSIMカードを買わずとも、便利に使えるサービス設計ともいえますよ。

SIMカードの購入はIIJmioのオンラインサイト、またはビックカメラ、ソフマップ、コジマの実店舗などで取扱されています。

なお今回私は家から最も近かったソフマップのお店にて購入してみました。

IIJmio海外トラベルSIM

海外渡航前に済ませておく手続き

IIJmio海外トラベルSIMを渡航先で使うためには、まず出発前に日本で準備しておくことがいくつかあります。ここでは写真を載せながら、順に確認していきましょう。

必要なものを揃える

まずはIIJmio海外トラベルSIMを購入して使用するにあたり、SIMカード以外に揃えておくべきもの。具体的には次の4点です。

  • SIMフリースマートフォン
  • 利用者本人名義のクレジットカード(※デビットカード不可)
  • Eメールアドレス
  • インターネット環境とパソコンなど

ちなみにこのIIJmio海外トラベルSIM、サービス自体はIIJmioが提供するものですが、同社が国内向けに提供している格安SIMサービスとは異なり、NTTドコモやauのスマホをそのまま利用することはできません。

仮にこれらのスマホを使うのであれば、もちろん事前にスマホのSIMロックを解除しておく必要があります。ここは要注意です。

初期登録を行なう

続いては初期登録を進めていきます。
▼今回はソフマップで購入したパッケージを見ながら、スマホから手続きを行なっていきますね。

IIJmio海外トラベルSIM

▼パッケージにはサインアップ期限(利用開始期限)が設定されています。
以前買ったまま使わずに置いていた、なんて場合は、こちらも忘れずに確認しておきましょう。

IIJmio海外トラベルSIM

▼今回用いるのはこちらのAndroidスマホ。

IIJmio海外トラベルSIMをスマホで試す

▼まずはスマホからIIJmioの会員登録画面にアクセスします。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼IIJmioを利用するのが初めてという場合は会員登録から。
また既に国内向けのSIMカードを別途契約して使用している場合は、そのSIMカードを使うために登録している会員情報をそのまま使うことも可能です。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼今回は会員登録から進めていきます。【mio会員登録・お申込み】をタップします。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼すると申し込み方の選択画面が表示されますよ。

ここで選べるのはSIMカード自体をIIJmioのオンラインサイトから購入するか、すでに実店舗で購入しているかの二択。今回は既にパッケージを購入済みなので【ご購入済みの方】をタップ。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼パッケージ内のSIMカード台紙にプリントされているMSISDNおよびICCIDという2種類の番号の入力を求められます。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼それぞれの番号は台紙のこの位置にプリントされています。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼この2つの数字を入力したら、画面をスクロールし、下へと進んでください。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼申し込み前の注意事項を確認したら【同意する】にチェックを入れ、その下の【次へ】をタップ。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼続いて今入力したMSISDN(電話番号)とICCICの確認画面になるので、内容に誤りがないことを確認の上【次へ】をタップ。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼続いてIIJmioの会員情報登録画面が表示されます。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼ここでは画面に従って最低でも以下の項目を埋めていきます。

  • 契約者姓名(漢字)
  • 契約者姓名(フリガナ)
  • 契約者姓名(ローマ字)
  • 生年月日
  • 性別
  • 住所
  • 電話番号
  • 昼間連絡先電話番号

▼次にEメールアドレス、ログイン時に使用するパスワード(mioパスワード)、IIJからのお知らせの受取可否をそれぞれ入力。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼そしてプランをチャージする際の引き落とし先となるクレジットカード情報も入力します。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼最後に個人情報の取扱いを確認してチェックを付けたら【次へ】をタップ。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼これで先ほど指定したEメールアドレス宛てに、登録確認用メールが送信されます。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼メールには会員登録を完了するための認証コード(4ケタ)が記載されていますよ。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼これを先ほどの画面の【認証コードを入力】と書かれた欄に入力。

iijmio-travel_027

▼そのまま下に進むとこれまでに入力してきた情報の確認、および利用にあたっての注意事項が表示されます。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼すべて確認したら、チェック欄4箇所にレ点をつけ、画面下の【この内容で申し込む】をタップします。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼これで会員登録が完了しました。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

この画面に記載されているmioIDは以後、会員ページにログインする際にパスワードとセットで必要になります。登録完了のメールにも記載されているはずですが、忘れずにメモしておきましょう。

端末の設定とテストを行なう

続いてはスマホにSIMカードを差してセットアップを行ないます。

▼パッケージに同梱されているSIMカードはよく見ると標準SIM、MicroSIM、NanoSIMの3種類のサイズいずれにも切り取れるよう、切れ目が入っていますよ。

IIJmio海外トラベルSIMのSIMカード

▼これを使用するスマホに併せて切り取りましょう。

IIJmio海外トラベルSIMのSIMカード

▼SIMカードをスマホに差したら、設定画面を開き【もっと見る】→【モバイルネットワーク】→【アクセスポイント名】の順にタップしていきます。

なお設定画面上の表記は機種によって若干異なることがありますが、似たような項目が必ずあるはずです。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼APN情報の登録画面が開いたら、右上のプラスマークをタップ。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼APN情報の新規登録画面が開くので、ここに必要な情報を入力していきます。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

とはいっても、このIIJmio海外トラベルSIMを使うために入力すべき項目はたったの2つだけ。

  • 名前:IIJmioなど(任意で指定可)
  • APN:iij.dataxs.mobi

▼2つの情報を入力したら、右上のメニューボタンをタップ。表示されたメニューから【保存】をタップします。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼APN情報の一覧画面に戻ったら、今登録したAPN情報にチェックを付け、有効にしてください。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼次に画面をひとつ前に戻り、一番上の【データローミング】をオンに。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼この状態でIIJmio海外トラベルSIMのウェブサイトにアクセスできるかを確認します。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼無事にサイトを開くことができれば、渡航前に済ませておきたい最低限の準備はこれで完了です。この後は先ほどのデータローミングを一度オフにしておきましょう。

海外渡航後でもOKな手続き

ここからは海外渡航後に現地で行なってもOKな手続き。

もちろん渡航前に前もって済ませておくこともできますが、手続きを済ませたタイミングから有効期限(14日間)がカウントされてしまうので、早くても渡航直前のタイミングに済ませることがよいでしょう。

残高をチャージする

SIMカードを利用するタイミングになったら、SIMカードを差したスマホから、IIJmio海外トラベルSIMのスタートパック購入画面へとアクセスします。この際、mioIDとパスワードが必要です。

▼ログインしたら画面中央下にある【スタートパック購入・リチャージはこちら】をタップ。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼表示される説明書きを読みつつ、下へと進みます。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼スタートパックの選択画面が表示されます。
冒頭に説明したとおり、選べるのはデータ通信専用プラン(3,850円)または音声通話付きプラン(4,600円)の2つ。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

今回はデータ通信専用プランを選ぶことに。
▼チャージするプランにチェックを付けたら【次へ】をタップします。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼するとチャージ内容の確認画面が表示されます。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼確認事項を読みつつ、最後のチェック項目4つにも目を通しましょう。ひととおり確認したら、4箇所にチェックを付け【この内容で申し込む】をタップ。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼これでチャージが完了しました。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

チャージが完了した旨はEメールでも通知され、以後渡航先での国際ローミングが使用可能になります。

実際に使ってみる

ここまで順に確認した感じではかなり手続きの手間を感じてしまったかもしれませんね。

ここからはいよいよ、実際に渡航をしてから、現地で国際ローミングサービスを使用するための手順と実際に使用してみての感想を紹介していきます。

通信をオンにする

海外に渡航したらスマホにSIMカードを差した状態で設定画面を開きます。

▼【もっと見る】→【モバイルネットワーク】の順にタップし、一番上に表示される【データローミング】をオンにしましょう。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

これですぐにデータ通信がつながりました!
▼設定に手間がかかった分、使い始める手順はとてもシンプルです!

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

▼通知エリアを確認すると、ローミング接続中はアンテナピクト横の文字がローミング(Roaming)の頭文字である「R」となっています。

IIJmio海外トラベルSIMの設定手順

通信速度をチェック

台湾にて通信速度などもいろいろ試してみました。

▼まずはスピードテストをしてみた結果から。

IIJmio海外トラベルSIMの通信速度

IIJmio海外トラベルSIMの通信速度

IIJmio海外トラベルSIMの通信速度

ダウンロード速度は2~6Mbpsの範囲。現地で購入できるプリペイドSIMと比べると十数倍以上遅い数値にはなるのですが、この数値でも、使ってみてそこまでストレスは感じませんでした。

▼こちらはパソコンをインターネットに接続するためテザリングをし、その上でスピードテストを行なってみた様子。

IIJmio海外トラベルSIMの通信速度

こちらもさきほどとさほど速度は変わらず。
実際にネットブラウジングやブログを書く程度ならストレスは感じませんでしたよ。

海外にまで旅行に行って、現地で動画を見る方はいないかもしれませんが、そこそこの速度が必要になるYoutube動画もチェックしてみることに。

アプリのダウンロードは完了までに少し時間がかかりましたが、こちらも大きなストレスにはならず。

IIJmio海外トラベルSIMの通信速度

▼実際に動画も複数種類再生してみましたが、意外と再生できるものです。

IIJmio海外トラベルSIMの通信速度

IIJmio海外トラベルSIMの通信速度

データ容量の残りは専用ページから確認

データ容量は1回のチャージで500MBと有限になっているので、滞在中に残量が気になる場合にもありますよね。そういった情報は専用に用意されている会員専用ページにログインすれば確認可能です。

会員専用ページにログイン後、画面をスクロールして下へと進むとデータの残量などが表示されました。

IIJmio海外トラベルSIMのデータ量確認

なお万が一旅行途中にデータの残量がなくなってしまったという場合も、スタートパック購入画面にだけはアクセスが可能です。最低でも渡航中だけはブックマークにURLなどを登録しておくと、より安心できるのではないでしょうか。

使ってみての印象まとめ

今回はSIMカードの購入も含め初めて使用であったこと、渡航先が1カ国のみであったことから、初期登録の手間は結構かかり、かつ費用も利用できるデータ量の割に高いといった印象を受けました。

ただし事前に日本にいるときから準備ができ、この準備が済んでいれば渡航先到着後はひとつふたつのアクションだけですぐにスマホが使えます。

そういった意味では、特にLCCなど、フライト時刻の都合で空港到着後にプリペイドSIMが購入できない。あるいは購入するつもりだけど保険として使えるSIMカードも1枚持っておきたい。そんな方には使って見る価値が十分感じられるサービスだと思いました。

仕事の出張で何カ国にも頻繁に脚を運ぶなんて方には、特に向いているサービスともいえるでしょう。

最近ではキャリアが、複数の国をまたぐ際でも時間で区切って通信料金を加算する新サービスなどを導入しつつあります。ただし普段契約しているSIMカードが格安SIMだとすると、こういったサービスは使えません。

そういったケースにおいても、このIIJmio海外トラベルSIMの存在を覚えておくと、良候補のひとつとして役立ってくれるかもしれませんね。

スポンサーリンク

この記事を書いた人

まきはら とよかず

スマホをはじめとする「ガジェット」に関心があるフリーランスのブロガー/ライター。中でも特に関心が強いのは海外向けのSIMフリー製品。個人輸入なども楽しんでいます。ややマニアックなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」もほぼ毎日更新中。

執筆メンバの一覧を見る

このページをシェアする!