【2019〜2020年版】本当に良質なワイヤレスのおすすめBluetoothイヤホンはどれ?音楽屋が選ぶコスパの良いワイヤレスイヤホンまとめ

森山愛美夏の画像

最近発売が発表されたiPhone7は、イヤホンジャックがなくなり、ワイヤレスになりました。

ワイヤレスのイヤホンというと、ほとんどがBluetooth搭載のものです。

ワイヤレスのBluetoothイヤホンの中には、スマートフォンと長いケーブルでつなげずに、そのまま通話できる機種もあります。

スポーツをする時にも、通勤通学の電車でも、操作するのにいちいちカバンから出す手間も省け、ケーブルも絡まりません。

一つ持っていると便利なBluetoothイヤホンですが、ワイヤレスになるとどうしても音質は犠牲になるというイメージがあります。

今回は、音楽制作を生業にしている私たち夫婦で「できるだけ音質が悪くなく、比較的フラットで、耳に悪影響がなさそうなイヤホンを探そう」と試聴の旅に出て選んでみました。

ふだんからイヤホンをよく使う、重宝するという方には、耳よりな情報です。

ノマド的節約術 おすすめBluetoothイヤホン

Bluetoothのワイヤレスイヤホンには、どんな種類があるの?

Bluetoothのワイヤレスイヤホンには、いろいろなタイプがあります。

片耳タイプは通話には良いと思いますが、どうしてもモノラルなので音楽を聴くには向きません。

料理しながらなど「片耳でオーディオブックを聞きながら、フライパンの音を聞き逃さない」という用途には向いているでしょう。

ですが今回は「音楽を聴く」という用途で選びたいので、両耳タイプに絞って、ターゲットに探すことにしましょう。

色は、「髪に隠して使えば子どもに引きちぎられないのではないか・・・」という対策のため、できるだけ目立たない黒を中心に選びます。

音楽を仕事にする私たちが重視する、良質なワイヤレスイヤホンの条件は?

夫はレコーディングにも携わっており、歌を歌う仕事をしている私たちが、イヤホンを選ぶ基準にしているのは、このようなポイントです。

  • 「低音バキバキ」なのはNG
  • 耳に負担がかかる密閉がきついタイプはNG
  • フラットな音が◎

音楽を仕事にしているため、一般的な感覚が合うかどうかわからないですが、1,000円から2~30,000円ものまで、それこそ上を見たら5~6万円までいくほど種類豊富なイヤホン業界で、「できるだけ安く」を合言葉に、今回はピックアップしています。

少しでも「これから買いたい」と考えているときの参考になれば幸いです。

(1) Panasonic RPBTS30 12,000円(アマゾンでは8,717円)

装着すると、きっちりと耳をふさぐ密閉式です。
私たちは、その時点で使う候補から外してしまいました。

Bluetooth接続を設定して視聴してみたところ、低域が多めでした。

全体的に「低域が強めのものが音が良い」と感じる人もいるため、そういうチューニングになっているのかもしれません。

ですが、こちらは声の子音までの周波数は聴こえても、そこから上があまり出て来ず、抜けの悪さを感じてしまいました。

Panasonic RPBTS30

(2) JVC HAEB10BTB 5,380円

次はJVCのBluetoothイヤホンです。

こちらはBluetoothイヤホンコーナーの目立つところに展示されていたので試聴してみました。値段も手頃で第一印象は好感触です。

ですが、実際に聴いてみると高域も低域も抜けてしまっていました。「(音の)歪みも感じる」と夫もコメントしていました。

メーカー側でわざわざ歪んでいるイヤホンを出すはずはないと思うので、試聴機だからこその歪みで個体差があるものたかもしれませんが、家で聴く時に同じ傾向があっては困るので、今回は候補から外しました。

JVC HAEB10BTB

(3) オーディオテクニカ ATH-CKS550BT 9,880円(アマゾンでは10,411円)

試聴機の充電が切れていたため上位機種は聴けなかったのですが、「これは上も下もパッとしない音」とのこと。たしかに中域に寄ってる感じがしました。

オーディオテクニカ ATH-CKS550BT

(4) Bose SoundSport WLSS 19,440円(参考価格)

Boseの音質は、スピーカーやヘッドホン全て共通して「低音が出ている」という特徴があります。

このイヤホンも同じく、「全体のバランスの中はある程度取れていればそれでよし。それよりとにかく低音が大好き!」という人に向いている音質でした。

ただ、長時間聴いていると耳に負担が来ますし、バランスもフラットではないので今回は候補から外しました。

Bose SoundSport WLSS

(5) PHILIPS BTイヤホンTX2BT 15,880円(秋葉原ヨドバシでの参考価格)

正直、PHILIPSのイヤホンは期待していなかったのですが、耳につけてみると「意外と良い!」。

耳の中でちょうど良いポジションがあって、そこにハマると比較的ちょうど良く聴こえました。中途半端なポジションだと高域がシャリシャリと硬めに聴こえてしまうので要注意です。

解像度は、今回ご紹介している中では一番良かったです。

ですので我が家はこれを買ってみました。

番外編1:声だけに特化したイヤホンもありました

これはBluetoothイヤホンではなく、有線なので番外編になりますが、音楽ではなく講義やオーディオブックなど「人の声」に焦点を当て、その音域を上げて他を落として「声を聴きやすくする」という目的で作られたイヤホンもありました。

録音した授業内容や、ラジオなどを聴くには良いかもしれませんね。

茶楽音人(さらうんど) カナル型イヤホン

Chonmage 3号は、完全に「声のみ」にチューニングされたものだそうです。

Donguri-雫の方は「音楽を聴いても良い」というレベルのものだそうですが、音質的には先ほどのPHILIPSの機種の方が聞き取りやすいかな?と感じました。これには当日、イヤホンの売り場にいたヨドバシ秋葉原店の店員さんも同意見でした。

番外編2:ステージで使われるSHUREのワイヤレスイヤホン

イヤホン売り場に行った際、最後に試聴してみたのはSHUREのイヤホンです。

SHUREといえば、歌を歌うステージでよく使われているマイクで有名なメーカーです。若干高めでコスパ的にもちょっと惜しい感じがしたので、今回の趣旨からは外れてしまいました。

以下が試聴したイヤホンたちです。

  • SHURE SE315 23,420円(参考価格)
  • SE425 32,130円(参考価格)

ただイヤーピースが充実しているので、使いやすい機種ではあるのかもしれません。

SHUREは型番がいろいろあるため「もっと値段が高い方を思い切って選んだ方が機能が良いのでは・・・」と迷ってしまうかもしれませんが、Bluetoothですので「音の良さ」を追求したら有線には勝てません。

ですからここは、予算をもとに選んだ方が良さそうです。

SHUREのイヤホン

番外編3:Amazonで一位の製品は?

ちなみに、私たちが探していた価格帯でAmazonでの一番人気はJBL EVEREST 100 V100BTWHTGP 14,480円(Amazonでの参考価格)でした。

聴いてみたことがないので何とも言えませんが、こちらはかわいく、使いやすそうな形でした。

価格.comで見ると、ヨドバシ秋葉原店より3,000円くらい安かったです。

購入したPHILIPSのイヤホンを開封してみました

家に帰って早速、PHILIPSのTX2BTを開封してみました。

PHILIPSのイヤホン

中には本体と、イヤーピース、それから充電ケーブルと説明書が入っています。

リモコンの反対側(つまり右耳側)にタグがついていて、ここにはシリアルナンバーが書かれています。届いたらまず試聴して、ちゃんと動作確認ができてから外し、保管しておきましょう。

というのも、実はこの日に買ってきたこのイヤホンは、はめると左耳がガサガサいう初期不良品だったのです。翌日交換に行かねばなりませんでした。「そんなこともある」という程度にご参考になさってくださいね。

PHILIPSのイヤホン

自前のイヤホンをBluetooth仕様にする方法

これまでiPhoneとイヤホンを直接Bluetoothでつなぐやり方で考えてきましたが、番外編として、もともと持っているイヤホンをBluetoothで使えるようにできる機器がありますので、そちらの使い方をご紹介します。

持っている有線のイヤホンを、Tao Tronix TT-BA07(3,299円 参考価格)というレシーバーに挿して設定すると、Bluetoothで音を飛ばせるようになります。

また、もともと持っているMDウォークマンやCDプレーヤーなどと接続して設定すると、Bluetoothスピーカーで聴くこともできるので、車で使うにもとても便利です。

ですが音質は、高域と低域が見えなくなるかなと感じます。リアリティーを感じられる両端の帯域が消えてしまうため、もっさりしたイメージになりますが、全体的にカットされている分、良くも悪くもバランスは良いのかもしれません。

iPhoneの癖のある音質をそのまま小さくしたような音を再現していました。

お気に入りのヘッドホンがある方で、新しくイヤホンを買いたくない場合は、この選択肢もアリかもしれません。

Amazonには安いイヤホンがたくさん!けれど失敗も

イヤホンを購入するとなると、Amazonの価格も参考にします。サイト上には1,000円から5,000円くらいまでの安いイヤホンがたくさんあり、評判もまあまあ良かったので「それでも良いかな」と思っていました。

けれど試しに買ってみたヘッドホンが、初めて装着した時に、イントロ当てクイズ並みの秒数で「これはダメだ」とわかってしまうほど大失敗だったので、なかなか立ち直れませんでした。

私たち夫婦の間では「やっぱり実際に聴いて買わないとダメだ」という結論に至っています。

ワイヤレスBluetoothイヤホン探しの旅まとめ

いろいろ試聴してみた中で思ったのは「10,000円以内でバランスが良いものは見つからなかった」ということと、「店内試聴は個体差が激しく、判断しづらい」という2点でした。

店内でいちいちBluetoothの設定を立ち上げて、接続して、iTunesで聴き、接続を外し、また別の機器に接続して・・・と繰り返すのは、さすがに手間がかかります。

ほかのお客様もいますし、子どもの「おもちゃ売り場に行きたい!」の攻撃もあり、正直「もう選ぶのはお腹いっぱい」となりました。それでも、Amazonで視聴せずに買うよりはマシだと思います。

購入したPHILIPSのイヤホンを聴いてみると、まだまだ音が固く、エイジングの必要性を感じました。

「エイジング」というのは、買ったばかりのイヤホンの音を本来の音質に近づけるために、2~3日音を流しっぱなしにすることです。エンジンを温めるために長時間、運転をするイメージに近いです。

普通に使っていても良いのですが、時間が経ってくるとだんだん音がこなれてきます。

どのイヤホンにもヘッドホンにもスピーカーにもこの「エイジング」という時間は必要になります。
新しく買ったばかりの場合はぜひ試してみてくださいね。

それだけで少し音がこなれてくるのを感じられるかもしれません。

一度買ったイヤホンは短くても2年は使いたいところです。
途中、イヤーピースの買い替えなどはあったとしても、安いものを買い換えるより、10,000円以上でも良質のものを長く使う方が結果的に音もコスパもいい気がします。

エイジングが終わって、これからどんな音に育っていくのか楽しみです。

この記事をきっかけに相性が合うイヤホンに出会えますように。楽しんで選んでくださいね!

この記事を書いた人

CM音楽、作詞作曲、歌手、翻訳、ライター、料理講師。 卵乳アレルギーの8歳と1歳の母。出産を機に自分も同じアレルギーを持っていたと知り、卵乳製品を使わない料理やマクロビオティックを実践。中医学(薬膳)も学ぶほぼベジタリアン。作詞作曲業、執筆業のかたわら、さまざまな自然酵母のパンと焼き菓子、妊娠出産授乳期の食事、菜食と肉食ごはんの同時レシピ、アレルギー対応食などを専門としている。