1杯60円!スタバ豆で作る自宅でできるおいしいコーヒーのいれ方と節約ハンドドリップ術

こんにちは!
フリーライターの石川優太(@yutaishikawa_)です。

2015年にはサンフランシスコ発祥の「ブルーボトルコーヒー」が、清澄白河に日本初出店しましたね。

今や大手コーヒーチェーン店の他にも、コーヒーショップが増え、コーヒーが私たちの生活により身近な存在となりました。

さて。お店で飲むコーヒーもおいしいですが、自宅で飲むコーヒーの魅力を知っていますか?

実は、コーヒー豆は知れば知るほどおもしろいんです。

元スターバックス(以下、スタバ)店員でフリーライターの僕が、スタバのコーヒー豆の「豆知識」と、誰でも簡単に挑戦できる自宅でハンドドリップ(以下、ドリップ)する方法を紹介します。

スタバ豆で作るおいしいコーヒーのいれ方

1杯60円の自宅ドリップ。実はスターバックスのコーヒーよりも5倍安い

まずはお金のお話から。
今こそ、コンビニに行けばワンコインでコーヒーを飲めますね。

ですが、一般的なコーヒーチェーン店ほど豆の品種にこだわると、3倍近い価格になります。

一目でわかるように示すと、ざっくりですが以下のような価格になるんです。

  1. コンビニ:100円
  2. 大手チェーン:300円
  3. 自宅ドリップ:60円

コーヒーのざっくり価格

コンビニコーヒーも魅力的な価格ですが、自宅ドリップは「60円」と群を抜いて安い!

これだけ安くなる理由は、自宅ドリップを選ぶだけで、高品質なスタバのコーヒー豆でも1gを約4円で購入できるからなんです。

例えば250gを1,050円で買えるコーヒー豆「ブレックファーストブレンド」は、1gにつき費用は4.2円の計算になります。

コーヒー1杯を淹れる豆とお湯の黄金比は、10gの豆に180mlのお湯とされています。

つまりコーヒー1杯を淹れる原価は、4円×10gの単純計算で1杯40円。

「エチオピア」などの少し高い豆を買うと250gで1,330円のため、1gにつき5.3円。

1杯で53円ですから、単価は60円ほどで済んじゃいます!

たとえば、毎日コーヒーを飲む人が、コンビニやチェーン店でコーヒーを買い続けたとしましょう。

コンビニの場合、100円×250日(1年間のおおよその出勤日)=25,000円の計算です。コーヒーチェーン店の場合はその3倍、75,000円の出費。

対して自分でドリップする場合、60円×250日=15,000円です。

年間を通じて、以下のような出費になります。

  1. コーヒーチェーン店:75,000円
  2. コンビニコーヒー:25,000円
  3. 自宅ドリップ:15,000円

お得なコンビニコーヒーと自宅ドリップでは、1杯でたった40円違うだけでも、1年間を通してみると10,000円の価格差が生まれます。

10,000円あれば、豆を挽くための「コーヒーミル」が買えちゃいますよ。

知っておきたいスタバで取り扱う豆の予備知識!

ドリップコーヒーのイメージ写真

続いては自分好みの豆と出会うための基礎知識を紹介しますね。

「ロブスタ種」「アラビカ種」

ここからは「豆の質」のお話です。

コーヒー豆は大きく分けると、「ロブスタ種」「アラビカ種」の二種類。

「リベリカ種」という豆もありますが、一般的には日本人の舌に合わないと言われているため、ここでは省略しますね。

ロブスタ種は、缶コーヒーやインスタントコーヒーに使われていることで有名です。

またシアトルコーヒー系の店の多くは、ロブスタ種を取り扱っているそう。
シアトルコーヒーとは、アメリカのワシントン州シアトルを中心に発展したスペシャリティコーヒーのこと。

風土や気候、害虫にも屈しない品種でありつつ、成長が早いため、多くの生産者たちが栽培しています。

対してアラビカ種は、生産地が限られる高級豆として扱われています。

ロブスタ種とは違い、ちょっとした気温の変化や害虫にも弱く、山の上で一定の気温で栽培されているんですよ。

日本のコーヒー専門店のほとんどは「アラビカ種」を販売しています。
なおスタバは、アラビカ種のみを取り扱っています。

スタバ豆の魅力は、種類の豊富さ!

スターバックスの豆の種類

続いて、豆の種類について。
僕がこれまで見てきたコーヒー専門店のなかで、もっとも豆の種類が豊富だったのがスタバなんです。次に、イオンモールなどで見かける「KALDI(カルディ)」ですね。

どれくらい種類が豊富なのかは、以下の表を見ると分かるはず!

スターバックスの豆の一覧
引用元:スターバックス ロースト|スターバックス コーヒー ジャパン

左から順に、「BLONDE ROAST」「MEDIUM ROAST」「DARK ROAST」。

16種類の豆が3つのカテゴリに。
表にも記載されていますが、カテゴリの違いは、左に行けば行くほどコク(舌に残る苦味)が弱くなります。

出荷前の工場で、時間をかけて焙煎した豆のほうが、よりコクは強まります。

BLONDE ROASTの「ウィローブレンド」はものすごくスッキリとした味わいです。

DARK ROASTの「エスプレッソロースト」は、口の中にずっしりとしたコクが広がるので、コーヒーの苦味が好きなのであれば、この豆はかなり好きになれるでしょう。

間をとったMEDIUM ROASTは、このどちらも含めたバランスの良い風味が特徴です。

原産国や栽培環境によって豆は独特な風味を持っているので、それがまた好みを分けます。

季節限定の豆も登場するので、なかなか目が離せません!
このような知識を踏まえて、いざ、最寄りのスタバに足を運んでみましょう。

店舗では無料で試飲サービスをおこなっています。
量り売りもしているので、100gから1g単位で買えますよ。

気になる豆を見つけて、話を聞いてみるのがベスト!

知らなきゃ絶対に損!豆の購入でもらえる「BEANS CARD」

BEANS CARD

スタバでコーヒー豆、スティックタイプのコーヒー「VIA」、ドリップタイプのコーヒー「ORIGAMI」を購入または有料コーヒーセミナーへの参加で、「BEANS CARD」がもらえます。

これはいわゆるスタンプカードで、税込250円の購入ごとに1スタンプもらえる仕組みです。

なお、通常のドリンクではスタンプがもらえないので注意しましょう。
ちなみに僕のBEANS CARDは3枚目に突入しました!

BEANS CARDの中身

BEANS CARDは、全国どこのスタバでも利用できるので、旅行先や出張先でも使えて便利です。

スタンプ数に応じて商品と引き換えてもらえるので、ずっと買い続ければお得ですよ。

引き換え対象商品はこちら。引き換える豆は100gです。

スタンプ数引換商品
14スタンプVIA
フレーバーコーヒー
アソートセット1本入り
15スタンプVIA
アソートセット3本入り
20スタンプORIGAMI
アソート3袋セット
22スタンプウィローブレンド(BLONDE ROAST)
ライトノートブレンド(BLONDE ROAST)
ブレックファーストブレンド(MEDIUM ROAST)
ハウスブレンド(MEDIUM ROAST)
24スタンプパイクプレイスロースト(MEDIUM ROAST)
コロンビア(MEDIUM ROAST)
スマトラ(DARK ROAST)
イタリアンロースト(DARK ROAST)
フレンチロースト(DARK ROAST)
26スタンプグアテマラアンティグア(MEDIUM ROAST)
ケニア(MEDIUM ROAST)
コモドドラゴン(DARK ROAST)
カフェベロナ(DARK ROAST)
エスプレッソロースト(DARK ROAST)
28スタンプディカフェ、コモドドラゴン(DARK ROAST)
エチオピア(MEDIUM ROAST)
30スタンプ期間限定コーヒー豆
VIA
フレーバーコーヒー5本入り
35スタンプORIGAMI6袋入り
50スタンプVIA12本入り

さらにスタンプが貯まるだけではなく、購入履歴も記載されるのですが、これがものすごく便利!

カード下側に注目してください。
ここには自分が注文した「豆の種類」と「挽き具合」が書かれています。

注文した「豆の種類」と「挽き具合」が書かれています。

「挽き具合」というのは、豆の抽出方法によって粒の荒さを決めるもの。

この一覧を見ることで、スタバのバリスタにも自分の好みの豆や挽き具合が伝わり、よりおすすめの商品を紹介してもらう機会につながりますよ!

スタバで豆を購入した際に、ぜひ入手しましょう。

いよいよコーヒー抽出テクニックを紹介!

それでは実際に、1杯60円でつくるおいしいコーヒーを飲むためのドリップテクニックを紹介します。

ドリップするのに用意するもの

用意するものはこの3つ!

  1. ドリッパー
  2. ペーパーフィルター
  3. 挽いた豆

ドリッパーは、コーヒー専門店で購入しましょう。
相場は1,000円前後なので、何度も使えるのに比較的に安値で手に入ります。

ペーパーフィルターも、味にこだわるなら質にこだわりましょう!

無印良品の「コーヒーフィルター」は税込99円なのに良質なのでおすすめです。

用意ができたらさっそく、ペーパーフィルターをドリッパーに設置し、挽いた豆を移しましょう。

ペーパーフィルターをドリッパーに設置し、挽いた豆を移す

スターバックスでは豆10gに対し、水180mlの比率を黄金比です。
お湯を注ぐ際に気をつけたいのは、まず豆を蒸らす程度にお湯を注ぐこと。

それから10秒ほどおき、今度は「の」の字を描くように注いでいきましょう。
漂う香りがまた癒しですね・・・。

こうした注ぎ方によって、風味もコクも全然違ってくるのがおもしろいんですよ!

さいごに:節約的にコーヒーを飲むための手段として、自宅ドリップを取り入れよう

最近では、コンビニでも100円で購入できる本格派ドリップコーヒー。
しかし冒頭でもお話したように、自宅でドリップしたほうが、さらに節約できます。

スタバにはたくさんの種類のコーヒーが揃っているので、いろいろと試してみてはいかがでしょうか?

おまけ:スタバが好きな方へ

スタバ好きの方は以下の記事も読んでみてくださいね。
自宅でフラペチーノも安く、簡単にできますよ。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

ライター/編集者。オウンドメディア『LIFE,(ライフ)』編集長。博報堂ケトル出版『VVmagazine』ライター。他にも様々な媒体で編集、執筆、デザイン、撮影などのお仕事で生活しています。