新宿から三軒茶屋の移動は電車と自転車移動どちらが早い?所要時間の比較・体験レポート

ノマド的節約術 新宿から三軒茶屋の移動

こんにちは、フリーライターの阿部光平(@Fu_HEY)です。

僕は仕事柄、都内のあちこちへ取材に出向くことが多いのですが、数年前からあまり電車には乗らなくなりました。

東京という街はJR、私鉄、地下鉄など、様々な電車が縦横無尽に走っていて、どこへでも気軽に足を運ぶことができます。

一方でラッシュ時の混雑や事故による遅延など、ストレスが多いのも事実です。

ひとつの路線が遅れたことによって、乗り継ぎの度にしわ寄せがきて、予定に間に合わなかった……。そういう経験は、都内に暮らす人なら誰もが一度は身に覚えがあるのではないでしょうか

そこで、僕が取り入れたのが”自転車移動“です。

都内の移動は、意外と自転車が便利なんですよね。

自転車移動は、通勤ラッシュや遅延などのストレスとは無縁で、もちろん交通費もかかりません。

目的地へ最短距離で向かえますし、場合によっては電車よりも短時間で移動することができます。

その上、運動不足の解消にもなるという、まさに一石三鳥の移動手段なのです。

そこで今回は、都内における自転車移動の利便性を実証します!

都心のターミナル駅である新宿をスタート地点に、直線距離では近いのに電車だと意外と時間のかかる三軒茶屋(さんげんぢゃや)まで行ってみようと思います。

「新宿から電車で行きにくい」でお馴染みの三軒茶屋へ、自転車に乗って行ってみよう!

新宿から電車で三軒茶屋へ行こうとした場合、山手線で渋谷まで出て、東急田園都市線に乗り換えるというのが最短のルートとなります。

しかし、この乗り換えが少々不便で、一度JRの改札を出てから、階段で地下に降り、東急田園都市線の改札を目指さなければなりません。

初めての人には難解ですし、道順を知っている人でも5分程度はかかる乗り換えです。

この乗り換えを含めると、新宿から三軒茶屋までの所要時間は20分ほどということになります。

このことを踏まえた上で、自転車移動との比較・検証を行ってみましょう。

[あと7キロで到着]スタート地点は新宿駅南口

今回の検証のスタート地点はコチラ。
新宿駅の南口です。いつ来ても人が多いですねー。

この日は、日曜日ということもあり、かなりの人出でした。
しかし、自転車移動なら、人混みの煩わしさを感じることもありません。

新宿駅前

まずは、甲州街道を初台(はつだい)方面へと進みましょう。

新宿から初台へは、なだらかな下り坂が続くため、自転車をこぐのはかなり楽です。

道幅も広いので快適に走れるでしょう。

新宿から初台方面へ

[あと5.5キロで到着]初台の交差点を左折しよう!

出発して5分ほどで初台の交差点に到着。
ここを左折し、山手通りへと入ります。

初台の交差点

この辺りは高速道路の高架下になっているので、東京らしい都市的な景色を眺めることができます。

大自然の中を自転車で駆け抜けるのは気持ちいいですが、都会には都会ならではの風景があって、見ていて飽きません。

こういった電車からでは見られない景色に出会えるのも、自転車移動の魅力ですね。

東京らしい景観の高架下

[あと4.3キロで到着]代々木八幡宮を横目に確認!

そのまま進んでいくと、都会のド真ん中とは思えないほど清冽な空気に包まれた代々木八幡宮(よよぎはちまんぐう)の脇を通りかかります。

ここは厄除開運のご利益があるとされる神社。

代々木八幡宮

三茶で大事な商談やミーティングが控えている方は、成功を祈願してお参りしてみるのもいいかもしれません。

[あと2.8キロで到着]目印は東大の駒場キャンパス

さらに進んでいくと、右側に東大の駒場(こまば)キャンパスが見えてきます。

東大といえば、本郷キャンパスにある”赤門”が有名です。

東大の駒場キャンパス

こちらの駒場キャンパスには、学食でありながら本格的なフレンチのコース料理が楽しめることで人気の『ルヴェ・ソン・ヴェール駒場』があります。

ランチメニューは800円からと、リーズナブルな価格設定になっているので、気になる方はぜひ!

[あと2キロで到着]神泉前の交差点を右折。「玉川通り」を直進しよう

間もなくすると、道路標識に「三軒茶屋」の文字が見えてきます。

標識に従って、神泉(しんせん)前の交差点を右折。

三軒茶屋の道路標識

玉川通りに入りましょう。
ここから先は、ひたすら真っ直ぐ進むのみ。

新宿から三軒茶屋への道は、最初にあった初台の交差点と、神泉前の交差点の2回しか曲がるところがないので、方向音痴な方でも心配ありません。

渋谷駅の乗り換えよりもシンプルな道のりかもしれないですね!

三軒茶屋

少し進むと、桜の名所として知られる目黒川が見えてきます。

川沿いには、落ち着いた雰囲気のカフェが軒を連ねているので、休憩がてら立ち寄ってみるのもいいですよ。

目黒川

玉川通りは交通量が多いので、車の通行には十分に注意しましょう。

自転車は、車道の左側 自転車ナビラインを走りましょう」です!

玉川通り

ここまでくれば、三軒茶屋はもうすぐ!
そうこうしている間に、三軒茶屋駅に到着。

急な上り坂があるわけでもなく、景色も見飽きない道のりなので、体感的にはアッという間でした。

交通渋滞や道幅の狭さなど、走行中のストレスも皆無でしたね。

そして、気になる所要時間はコチラ!

結果はいかに?所要時間を計測!

距離と時間を計測

新宿駅を出発して、三軒茶屋駅まで、ちょうど29分でした。

途中途中で止まりながら撮影をしているので、走るだけならばこれより5~10分は短縮できると思います。

だいたい20分くらいと考えると、電車を乗り継ぐのとほぼ同じ時間で到着できそうです。

交通費は電車だと片道320円なのに対し、自転車はもちろんゼロ! 消費カロリーは152kcalでした。

ビールの中ジョッキ1杯が約140kcalとされているので、それ以上のカロリーを消費できたことになります。

移動のついでとしては、まずまずの運動量だといえるのではないでしょうか。

新宿から三茶への自転車移動は結果的に有効なのか!?

検証の結果として、新宿駅から三軒茶屋駅への自転車移動は、

  1. 時間的に大差はない(どちらも20分程度)
  2. 経済的には320円の節約になる
  3. およそ中ジョッキのビール1杯分のカロリーが消費できる

ということで、かなり有効な手段だといえそうです。

ただし、これからの時期は暑くなるので、自転車に乗る際には帽子をかぶり、こまめに水分補給をするなど、熱中症対策にはしっかりと気を配りましょう。

節約にばかり気を取られて体調を崩してしまっては、元も子もありませんからね!

三茶に来たら絶対に訪れたい無料で楽しめる絶景スポット!

三軒茶屋に来たからには是非とも立ち寄りたいのが、街のシンボルともいえるキャロットタワーです。

ここは高さ124メートルの高層ビル。26階が都内を一望できる展望ロビーとなっており、しかも入場無料で楽しめちゃうんです。

キャロットタワー

タダで絶景が拝めるなんて、行かない手はありません。

まずは、ここまで乗ってきた自転車を止めましょう。

嬉しいことにキャロットタワーの地下には駐輪場があり、最初の2時間は無料になっています。

キャロットタワー駐車場

かなり広いスペースがあるので、余程のことがない限り満車ということはないでしょう。

駐輪場のロックはナンバー入力で簡単に解除できてしまうので、自転車の施錠は忘れずに!

自転車を止めたら、さっそくキャロットタワーに入りましょう。

展望ロビーへのエレベーターがあるのは、建物の2階になります。

そして、エレベーターの扉を出ていきなり目に飛び込んでくるのが、こちらの光景!

キャロットタワーからの景色

いやぁ、文句無しの絶景ですね!

見渡す限り建物が連なる、大都会東京ならではの景色です。

23時まで解放されているので、日が暮れた後にはロマンチックな夜景も楽しめますよ!

展望ロビーは2つに分かれており、手前は椅子やテーブルが並べられたフリースペースです。

ここでは、眼下に広がる東京の街並み眺めるのはもちろん、座って休憩したり、おしゃべりしたりと、自由に利用できます。

奥はカフェスペースになっており、コーヒーやアルコール、食事を楽しむことができます。

電源やWi-Fiはありませんが、パソコンを広げて仕事することもできますよ!

カフェスペースでMacBookを開く

窓際の席は、眺望が素晴らしいだけではなく、サイドテーブルもあるので、使い勝手は抜群です。

コーヒーは1杯380円と、街中のカフェと同じくらいの価格設定になっているのも嬉しいポイントですね!

こんな景色を目の前に仕事をしたら、いつもとは違ったアイディアが湧いてくる気がしませんか?

キャロットタワーからの展望

少なくとも、オフィスやカフェよりは快適な気分で仕事が進められるはずです。

三軒茶屋を訪れた際には、ぜひともキャロットタワーに立ち寄ってみてください。

いつもよりワンランク上の優雅な環境でノマドライフを充実させましょう!

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ちなみに、この記事の続編もあります。

ノマド的節約術の裏話

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この記事を書いた人

『IN&OUT -ハコダテとヒト- 』代表、ライター。1981年、北海道函館市生まれ。大学で社会学を学び、卒業を機に、5大陸を巡る地球一周の旅に出発。帰国後、フリーライターとして旅行誌等で執筆活動を始める。現在は雑誌やウェブ媒体で、旅行ガイドやライブレポート、原発問題など様々なジャンルの取材・執筆を行っている。東京で子育てをする中で、移住について真剣に考えるようになり、仲間と共に地元函館のローカルメディア『IN&OUT -ハコダテとヒト- 』を立ち上げた。