写真をたくさん撮っていると、どんどんたまってきますよね。
そうなると、どこに保存すればいいのかという、別の悩みが出てきます。
Amazonのプライム会員向けに始まった「プライム・フォト」は、日ごろ写真を扱うならばぜひ使いたい、容量無制限のフォトストレージサービスです。
このページでは、プライム・フォトというプランと、さまざまなファイルをクラウド上に保存できるAmazon Cloud Driveの概要および使い方を紹介しますね。
Amazon Cloud Driveとは
Amazon Cloud Driveは、2016年1月に始まったばかり。無料で5GBまでデータを保存できるサービスです。
デスクトップアプリ、iPhoneアプリ、Androidアプリ、ウェブ版があり、いつでもどこでもデータにアクセスできます。
年額800円で20GB、年額2,000円で50GBまで容量を増やすことができます。
プライム・フォト、プライム会員とは
Amazon Cloud Driveの驚くべき特徴は、会員向けにプライム・フォトという枠組みで、容量無制限のフォトストレージを提供していること。
プライム・フォトは、年額3,900円のプライム会員に登録すれば誰でも利用できます。
対応しているファイルの形式は、JPEG(.jpgまたは.jpeg)、BMP(.bmp)、PNG(.png)、TIFF(.tiff)、主要なRAWファイルの写真となっています。
RAWファイルとは、カメラメーカーが独自に定めた高画質のデータのこと。プライム・フォトに対応しているファイル形式は、こちらのページから確認できます。
動画ファイルはプライム・フォトの対象になっていないので、注意してくださいね。
プライム会員の特典はプライム・フォトだけではなく、映画見放題のプライム・ビデオ、音楽聴き放題のプライム・ミュージックも含まれています。
会員料金は月額に換算すると、たったの325円。格安です!
Amazon Cloud Driveの使い方
ここからは、Amazon Cloud Driveの使い方を紹介していきます!
デスクトップアプリ、ウェブ版の使い方
まず、パソコン内のファイルを簡単にアップロードできるデスクトップアプリをインストールしてみましょう。
引用:Amazon Cloud Driveアプリ
アプリを起動しログインしたら、アップロードしたいフォルダを選びます。
デスクトップアプリは、Mac OSの場合、メニューバーに常駐しています。
アップロードした写真を見たいときは、「お客様のCloud Drive」をクリックし、ウェブ版のAmazon Cloud Driveにログインします。
引用:Amazon Cloud Driveウェブ版
自動的に日付順に並べ替えられているので、見やすいですね。
引用:Amazon Cloud Driveウェブ版
写真をひとつ選択すると、「写真を編集する」「アルバムに追加」「共有」「ダウンロード」「削除」とメニューが表示されます。
アルバム機能は、いくつかの写真に名前をつけてまとめられます。
引用:Amazon Cloud Driveウェブ版
1日ずつ自動的にアルバムを作成してくれるThis Dayアルバムを使えば、眺めているだけで思い出に浸れるんです。
引用:Amazon Cloud Driveウェブ版
使用しているストレージの容量を確認するには、画面右上をクリックしてメニューを開き、「ストレージの管理」をクリックします。
1,000MB分の写真をアップロードしていますが、使用可能な5GBの容量は満たしていないことがわかりますね。
スマートフォンアプリの使い方
続いて、スマートフォン用のアプリを使ってみましょう。
ここでは、iPhone用アプリの画像を紹介します。
アプリを起動してログインすると、自動保存をオンにする画面が表示されます。
引用:Amazon Cloud Driveアプリ
Wi-Fiに接続した状態なら、スマートフォンで撮影した写真が何もしなくてもアップロードされていくので、とても便利です。
引用:Amazon Cloud Driveアプリ
プライム・フォトとGoogleフォトの違いは?
プライム・フォトは無圧縮のデータを無制限に保存できる
写真に特化した同様のクラウドストレージサービスとして、Googleが提供するGoogleフォトがあります。
Googleフォトでも、無制限に写真を保存できますが、それは「高画質」設定にした場合のみです。
「高画質」設定では、サイズの大きな写真や一眼レフで撮影した写真は、圧縮されてアップロードすることになります。
一方で、「元のサイズ」設定にしてオリジナルのデータを保存すると、Googleアカウントの無料の保存容量15GBを消費してしまいます。
この点、プライム・フォトにはどんなサイズの写真も圧縮することなく、いくらでも保存できるというメリットがありますね。
Googleフォトは検索機能がすぐれている
Googleフォトにあって、プライム・フォトにない機能は、強力な検索機能です。
もちろんプライム・フォトでも写真の名前でファイルを検索できるのですが、Googleフォトの検索機能は、人物やもの、場所の名前も対象になっています。
引用:Googleフォト
これはプライム・フォトにはない機能です。探してすぐに見つけたい写真は、Googleフォトにも保存しておくと良いでしょう。
写真はAmazon。その他はDropboxやGoogle Drive併用がおすすめかも
ここまで紹介したサービスの特徴を考えると、いくつかのクラウドストレージサービスを使い分けてみるのもおすすめです。
圧縮せずにオリジナルの写真データを無制限に保存したいなら、プライム会員になってAmazon Cloud Driveのプライム・フォトを利用しましょう。
写真以外のデータは、DropboxやGoogle Driveなどの無料で利用できるクラウドストレージサービスに保存できます。
容量を気にせずにアップロードできるプライム・フォトは、パソコンからもスマートフォンからも簡単に使えます。
普段からたくさん写真を撮っているなら、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。