炊飯器でおでん・鶏肉と野菜のトマト煮込みを作る方法

森山愛美夏の画像

主食がご飯でなくパンか、うどんやパスタなど麺類だという日は、お米を炊く必要はありません。

ですからそういう日は、いつも使っている炊飯器は空っぽ、という状態がほとんどです。

しかし「炊飯器はお米を炊くだけのもの」ではありません。

炊飯器は、実は圧力鍋に匹敵する超便利な調理道具だって、ご存知でしたか?

何しろ時間通りにご飯が炊けるほどの火力をコントロールできる上に、できあがった後もホクホクの状態で保温しておいてくれるのです。

こんな便利な機能は、意外と他の家電にはありません。

ということで、このページでは、お米を炊く以外にはどんなふうに炊飯器を活用できるのかを紹介していきますね。

炊飯器でおかずを作る

炊飯器で料理にチャレンジ!

今回は、冬に体があたたまるホクホクおでんの作り方をご紹介します。

ちなみに使うのは、我が家の炊飯器「Panasonic SR-PX102」です。

型番によっては、保温時間に差が生じることもありますので、ご注意ください。

炊飯器おでんの作り方

炊飯する前の大根

まず炊飯器に、切った大根と大さじ1くらいの生米を入れて炊飯します。

これで、大根の下茹でが完了です。
お湯を沸かす必要はありません。

炊飯完了した大根
↑炊飯が完了した大根↑

大根を炊飯している間に、切ったこんにゃくを塩揉みして、やわらかくなったら鍋で下茹でします。

できればこの後に、フライパンでキュウキュウ鳴くまで乾煎りした方が味が染み込みやすくなります。

この「塩もみして茹で、乾煎り」するという工程は、少し手間がかかりますが食材の持つ効能を最大限引き出すためのコツです。

炊飯器に入ったこんにゃく

こんにゃくは素材のほとんどが水分でできているため、乾煎りすることで水分を飛ばす必要があります。

そのまま煮込んだり、他の具材と混ぜたりすると、こんにゃくが持つ水分が溶け出して、味を変えてしまう恐れがあるからなのです。

もち巾着

我が家のおでんには、もち巾着も入れます。

油揚げと切りもちを半分に切り、切りもちを油揚げに入れてかんぴょうで結びます。

かんぴょうは、素材の味をそのまま味わうためにも、できれば無漂白のものを買いましょう。

スーパーの乾物売り場で見つけることができます。

かんぴょうは、洗って少し戻してから、塩もみして使います。

もし「かんぴょうが見つからなかった」という場合は、7mmくらいに切ったちくわを通して止めても良いでしょう。

炊飯器でおでんを作る時は「保温」モードで!

炊飯する前のおでん

下茹でしたこんにゃく、大根、そしてお好みの練り物を、順番に入れます。

また味付けもお好みの出汁で、おつゆを作りましょう。

配合して沸騰させた出汁つゆを入れたら、炊飯器の保温ボタンを押します。

完成したおでん

保温して30分くらい経つと、こんな感じです。

ここから更に寝かせて、合計で2時間半から3時間ほど保温の状態のままにしておきます。

少し時間を置くことで、出汁つゆが具材に染み込み、美味しいおでんに仕上がります。

それから、炊飯中に一度ふたを開けてゆっくりと全体を混ぜることで、味がより浸透します。

もち巾着は、食べる30分前くらいに沈めると、中がトロトロにならず型崩れしにくくなりますよ。

鶏肉と野菜のトマト煮込みの作り方

トマト煮込み

和風のおでんの次は、洋風レシピもご紹介します。

この煮込み料理は、お好きな野菜をたっぷり入れられるので、ストックしておいたお野菜で、中途半端な量が残ってしまったものを使うのが良いと思います。

今回は、玉ねぎ、きのこ、セロリ、キャベツ、ズッキーニ、大根、ニンジン、じゃがいも、煮てある豆などを炊飯器に入れてみました。

次にコンソメと、香りが豊かでスパイスにも使われるローリエという葉を一枚、そしてトマト缶をすべて炊飯器に入れます。

鶏肉を焼いているところ

鶏肉は、ある程度皮が残ったままで焼きます。
適度に皮が残った方が、パリッとした食感が美味しさを増幅させてくれるのです。

野菜と一緒に煮込むので、塩こしょうで味をつけたらサッと表面を焼くだけでOK。
こんがりキツネ色がついたら、炊飯器に加えてスイッチオン!

高速炊きモードで20分がちょうどいい炊き込み時間です。

炊き上がるまでの間に、サラダや副菜を作ることもできます。
時間の節約にもなりますし、食卓もより一層華やぎますよ。

この日の夕食の出来上がりは、こんな感じになりました。

夕食の様子

この日は鶏肉と野菜のトマト煮込みと野菜だけのトマト煮、煮込み料理を作っている間にできたサラダ2種とフライドポテト、そして全粒粉パンを作りました。

一度にたっぷり調理可能&いつでも出来立てを食べられる!

夜遅く帰ってくるお父さん・お母さんには、保温しておいた料理を、そのまま出せるのが炊飯器レシピのすばらしいところです。

今回は、おでんと煮込み料理をご紹介しましたが、そのほかにもローストビーフや蒸しケーキなどのおやつまで、幅広い料理を炊飯器ひとつで作ることができます。

今まではお米を食べる時しか使っていなかった炊飯器も、工夫次第でフル活用できますから、料理が苦手な人でもチャレンジしやすいのが嬉しいです。

その驚きの手軽さに、思わずあれもこれも……と様々な料理を試してみたくなりそうですね。

この記事を書いた人

CM音楽、作詞作曲、歌手、翻訳、ライター、料理講師。 卵乳アレルギーの8歳と1歳の母。出産を機に自分も同じアレルギーを持っていたと知り、卵乳製品を使わない料理やマクロビオティックを実践。中医学(薬膳)も学ぶほぼベジタリアン。作詞作曲業、執筆業のかたわら、さまざまな自然酵母のパンと焼き菓子、妊娠出産授乳期の食事、菜食と肉食ごはんの同時レシピ、アレルギー対応食などを専門としている。