こんにちは、灯台もと暮らし編集部のタクロコマです。
最近は読書のための時間を取ることができず、購入した本が書棚に積まれていく一方です。
理想は本を買ったらすぐに読み終えられる状態でいることなのですが、毎日の仕事が忙しくて読書にかける時間を捻出できないんですよね……。
ぼくと同じ悩みを持っている方もいると思います。
そこで少し前から「オーディオブック」でも読書するようにしてみました。
そしたら、これがすごくいい!
思ってたよりもいい感じなので、オーディオブックで読書する魅力を少しでも知ってもらいたいと思います。
なぜ本が積読されていくのか?
はじめに「なぜ本が書棚に積み重なっていくのか?」という原因について紹介します。
例えば以下の3つのことに当てはまりませんか?
- 満員電車でそもそも本が開けない
- 本を持ち歩くのが面倒。家に置いてきてしまう
- 寝不足と疲れを溜めているので読めない
満員電車でそもそも本が開けない
押しくらまんじゅう状態の満員電車内で、本を広げたり、スマートフォンを見たりするのは難しいですよね。
近くにいる人達に迷惑をかけてしまいます。
できることは音楽やラジオを聴くこと、考えごとくらい。
満員電車の移動時間は「我慢」をすることで精一杯。
電車通勤ではなくて徒歩通勤や車通勤の人にとっても、通勤中は本を読むことができないはずです。
とても時間がもったいないですよね。
本を持ち歩くのが面倒。家に置いてきてしまう
紙の本の話ですが「持ち歩かないから読まない」ということはないでしょうか?
今は電子書籍も選択肢にある時代ではありますが、電子書籍化されていなくて紙の本だけの場合があります。
ぼく自身も、朝出勤する時に本を鞄に入れるかどうか、すごく迷って「重いから家に置いておく」という選択をすることが多々あります。
仕事を終えてヘトヘトの状態で帰ってくると、もう読書をする気にもなれないし、読書するための時間もありません。
明日の仕事も朝早いので寝る、という日々を繰り返す結果、本の山ができてしまうんですよね・・・。
寝不足と疲れを溜めているので読めない
翌朝には電車に乗って出勤します。
朝の時間帯に「読むぞ!」と思って、いざ本を読み始めても、疲れと寝不足でウトウトしてきて気づいたら寝落ちしている……ということもしばしば。
根本的に睡眠不足を解消するべきことでもありますが、読書をするには「集中して文字を読む」というエネルギーが必要なのです。
オーディオブックとは
ぼくが読書のための時間をなかなか捻出できないのは、説明した3つの状態になっているから。
オーディオブックは、これらの悩みを解決してくれます。
そもそもオーディオブックとは「耳で読む本」として、本の情報を音声化したものです。
日本最大のオーディオブック配信サービスFeBeを運営する株式会社オトバンクの説明によると、「世界には1,100億円以上の市場規模があると言われており、日本でも、大手企業が参入する、メディアでの掲載が急増するなど、市場の潜在性をみせている」とのこと。
オーディオブックをおすすめする理由
ここからは、ぼくがなぜオーディオブックをおすすめするのかを説明していきますね。
読書スピードが早くなれば、読書量も増える
これは当たり前のことですが、読書スピードが早くなれば、それに応じて読書量も増えます。
成人男性の読書スピードの平均は、600文字/分と言われています。2時間(120分)で換算すると72,000文字読めるということです。
例えば新書を読む場合の文字数は12万字~15万字程度となります。
出版社ごとに差異があるとはいえ1ページに600文字弱入り、合計200ページ弱はあるからです。
ここから言えるのは、だいたい新書一冊読み切るのに、4時間くらいの時間をかけているということです。
一方で、オーディオブックは音のスピードを調整できるので、2倍のスピードで聴き読むことができます。
例えば、ついこの間聴いたばかりの『女子の人間関係』は、1時間58分で聴き終えられました。
新書一冊にかける半分の時間で情報収集できるのは、本当に魅力的なことですよね。
受動的な情報収集にメリットがある
本を読むということは、基本的には興味のあるテーマの情報が詰まった本を購入し、読みに「行く」という能動的な情報収集スタイルだと考えています。
文章の上から下へと目線を移動し、文字情報を追っていくからです。
これに対して、本の情報を「聴く」ということは、音楽のようなものです。
映画やテレビと同じように、こちらから進んで探しに行かなくても、勝手に情報を受け取ることができる受動的なメディアです。
受動的なメディアだからこそのメリットがあります。
移動中にも聞ける
会社に出勤する時、営業先に向かう時、帰宅時など……、毎日の生活の中で細かな「移動時間」が複数回ありますよね。
このようなちょっとした移動中に、価値のある情報をインプットできるのがオーディオブックの素晴らしいところ。
ぼくは仕事柄、地方に出張することが多く、新幹線や夜行バスに乗ることも多いです。
8時間程度の長時間かかる移動がある際には、必ずオーディオブックを購入しておきます。
夜行バスの暗い車内では本を読むことができませんが、オーディオブックであれば移動時間を有効活用できるから。
旅行する時の移動時間を有効に使いたいという方は、旅のお供にオーディオブックをおすすめします。
家事をしながらでも聞ける
家で料理や洗濯、掃除をしている時にオーディオブックを聴くのはおすすめです。
家事をしている時間を「もったいない」と思ってしまう自分がいるので、そんな時こそ!とばかりにオーディオブックを聴いています。
家事をしながら、勉強もできるので時間を有効活用できていると思えますよ。
身体を休めながらでも聞ける
身体を休めながらオーディオブックを聴くのも良いですよ。
目を閉じて横になるだけで、身体が休まるなあと感じています。
読書は思っている以上にエネルギーを消費するので、疲れてしまって途中で読むのも辞めてしまう人もいるのではないでしょうか?
オーディオブックは、身体が疲れ気味の人にとっても気軽に聴くことができます。
おすすめのオーディオブック配信サービス
オーディオブック配信サービスとして利用しているのは、こちらの2つです。
引用元:iTunes Store
まだまだオーディオブック配信サービス元が少ないという理由で、時々利用しているのがiTunes Storeです。
割合としては、英会話などの外国語を学べるものが圧倒的に多いですね。
扱っているジャンルが多様かというと、そうでもないことが残念ですが。
次に紹介するFeBeで聴きたいオーディオブックが見つからなかった時に利用しています。
引用元:FeBe
FeBeとは、日本最大のオーディオブック配信サービスです。
ビジネス書、資格、小説、ラジオドラマ、講演会などの様々なジャンルの音声オーディオブックを、約7,000本配信しています。
半額セールやその日限定の30%オフのセールが開催されていることに加えて、「まとめ買い」というカテゴリが設けてあるのが魅力です。
「映画になった人気小説を一気に聴こう」や「書店で見かけるあのベストセラーシリーズを大人買い」など、オーディオブックを見つけやすいようにパッケージングが工夫されているものとても使い勝手が良いです。
ここまで読むと、「オーディオブックの価格って安いの?高いの?」と気になりますよね。
オーディオブックの価格を調べてみたところ、どうやら通常価格は「単行本の価格と同じ」ようです。
引用元:「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」(著者:岸見一郎、古賀史健)のオーディオブック情報 – FeBe(フィービー)
例えば、『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見一郎、古賀史健 著)という本の価格は、単行本価格のと同じ1,650円(2019年11月現在)です。
AmazonのKindle版で購入する場合は、1,100円(2015年6月現在)でした。
Kindleの場合はセールも頻繁にありますので、価格はあくまで参考程度に。これより安くなっている可能性もあります。
電子書籍よりも少し価格は高くなるということは、人によっては懸念点かもしれませんね。
さいごに:おすすめは文芸作品
おすすめしたいオーディオブックは「文芸」カテゴリの作品です。
基本的にビジネス本は、1日もあればさくっと読めてしまうものが多いですが、小説となるとそうはいきません。
読み終えるまでにかなり時間がかかるからこそ、スキマ時間にその都度聞くことができるオーディオブックと文芸作品は相性が良いと思います。
加えて、集中して読まないと物語の世界に入り込めない文章に比べて、耳から自然と音が入ってくるので物語に没入しやすいです。
ビジネス本の方が売れる数は多いと思いますが、オーディオブックと親和性の高い文芸作品のますますの充実を願うばかり。
文芸作品だけではなく、オーディオブックを使い始めてから時間短縮ができていると思います。
オーディオブックは、未知のものだと思いますが、一度使ってみるとその良さに気づくことができますよ。
おまけ:オーディオブックをよく使うなら聴き放題サービスがおすすめ
少しずつ、オーディオブックも一般化してきて、今は聴き放題のサービスもありますよ。
よく聴くのであれば、お得感が出ます。