便利なネット銀行として有名な住信SBIネット銀行。
住信SBIネット銀行では、住宅ローンを借りることもできます。
ネット銀行の手数料の安さと同様に、住信SBIネット銀行の住宅ローンも金利が低くなっていて、借りる側の負担が少しでも和らぐようになっていますよ。
このページでは、住信SBIネット銀行の住宅ローンの金利や、手数料についてまとめています。
他の銀行の住宅ローンと比較したいばあいは、下のページと合わせて読むのがおすすめですよ!
住信SBIネット銀行の住宅ローンって、どんな種類があるの?
住信SBIネット銀行では、3つの住宅ローンを取り扱っています。
それぞれ丁寧に説明するので、違いや特徴を知ってくださいね!
- ネット専用住宅ローン
- ミスター住宅ローンREAL
- フラット35
ネット専用住宅ローン
ネット専用住宅ローンは、三井住友信託銀行と契約する住宅ローンです。
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行の代理として、問い合わせや申込みを受け付けています。
ネット専用住宅ローンを利用するためには、下の条件をすべて満たす個人でなければいけません。
- 仮審査申込時に満20歳以上
- 借入時に満65歳以下
- 完済時に満80歳未満
- 安定かつ継続した収入がある
- 三井住友信託銀行の団体信用生命保険に、加入を認められた
- 日本国内に住んでいる
2020年12月の最新金利は、下のようになっていますよ!
変動金利・新規 | 変動金利・借換え | 固定金利20年 |
---|---|---|
年0.44% | 年0.428% | 年1.18% |
ただし、実際に払うことになる適用金利は、住宅ローンを借りた日の数字になります。
金利は、毎月1日に更新されるので、そのまま反映されるとは限りません。
検討中に見ている金利は、参考程度にとらえてくださいね!
しかも、今なら下の条件をクリアするだけで、金利が最大年0.03%引き下げにもなりますよ。
- 2020年10月1日以降にネット専用住宅ローンの本審査を申し込む
- 「ネット専用住宅ローンのお客さま向け 金利引き下げプラン」専用の申し込みキットを資料請求し、「金利引き下げプラン申込書 返送書」を三井住友信託銀行に提出する
- 三井住友信託銀行の投資信託自動購入プランを申し込む
次に、ネット専用住宅ローンで借りられる期間や金額、金利種類についても確認しましょう。
金額 | 500万円~1億円 |
---|---|
期間 | 1年~35年 |
金利種類 | 変動金利、固定金利特約 |
固定金利特約は、借りてから一定期間だけ固定金利が適用されますが、あくまで変動金利です。
特約期間が終わると、変動金利にするか、また固定金利特約にするかを選ばなければいけません。
ただし、審査結果によっては通らなかったり、0.1%上乗せされてしまうこともあります。
ミスター住宅ローンREAL
ミスター住宅ローンREALは、住信SBIネット銀行の対面販売専用住宅ローンです。
ネット銀行でありながら、住宅ローンの疑問や不安を直接店舗で相談しながら手続きできます。
ミスター住宅ローンREALを利用するには、Webか電話で予約してから、最寄りのローンプラザへ行ってください。
東京都 | 池袋ローンプラザ、大手町ローンプラザ、渋谷ローンプラザ、渋谷東口ローンプラザ 新宿ローンプラザ、新宿東住宅ローンプラザ、立川ローンプラザ、町田ローンプラザ |
---|---|
千葉県 | 柏マルイローンプラザ |
埼玉県 | 大宮住宅ローンプラザ |
神奈川県 | マルイシティ横浜ローンプラザ、横浜住宅ローンプラザ |
大阪府 | 梅田ローンプラザ |
兵庫県 | 神戸住宅ローンプラザ |
最寄りにローンプラザがないばあいでも、住信SBIネット銀行と提携している下の店舗で相談と手続きができます。
ただし、店舗によって取扱商品が違うので、ミスター住宅ローンREALがあるかを問い合わせてから行ったほうが確実ですよ!
特に今は、コロナの影響で対面しづらい状況になっているはずです。
必ず事前に連絡をして、取扱商品や対面方法などを聞いてから店舗へ行ってくださいね!
気になる金利は、2021年1月時点で下の数字です。
変動金利・新規 | 変動金利・借換え | 固定金利20年 |
---|---|---|
年0.41% | 年0.41% | 年1.17% |
ネット専用住宅ローンと金利と間違えないように、気をつけてくださいね!
フラット35
フラット35は、長期の固定金利プランです。
住信SBIネット銀行では2種類から選ぶことができますよ!
金利は、2021年1月に更新された最新の数字です。
種類 | 特徴 | 適用金利 | 適用金利終了後 |
---|---|---|---|
保証型 | 低金利、保障が充実 | 0.88~0.94% | 1.13~1.19% |
買取型 | 初期費用が抑えられる | 0.95~1.04% | 1.20~1.29% |
他にも、2つのフラット35には、下のような共通点があります。
- 100~8,000万円借りられる
- 15~35年借りられる
- 一部繰上返済手数料が0円
- 来店不要で手続きできる
低金利で保障が手厚いローンでありながら、来店不要という便利さがすごいですよね!
ただし、保証型と買取型では、保障・初期費用・条件・全部繰上返済手数料が違います。
フラット35を考えているなら、最初に確認してくださいね。
種類 | 保証型 | 買取型 |
---|---|---|
保障 | SBI生命の団信に入れる 全疾病保障が無料 | 新機構団信に加入しなければいけない 全疾病保障は、借入金額×0.55%の手数料がかかる |
初期費用 | 自己資金10%以上が必要 事務手数料は、借入金額×2.2% | 自己資金10%未満でも借りられる 新規の事務手数料は、借入金額×1.1% 借換の事務手数料は、借入金額×0.99% |
条件 | 借入時に70歳未満 日本国籍または永住権を持っている 団体信用生命保険に入れる 特定住宅融資保険に入れる 年収に占める年間合計返済額が基準以内 | 申込時に70歳未満 日本国籍または永住権を持っている 年収に占める年間合計返済額が基準以内 |
全部繰上返済手数料 | 3,300円 | 無料 |
保障型は、団体信用生命保険も全疾病保障も自己負担なしで付いてきますが、初期費用がやや高めです。
一方で、買取型は、団体信用生命保険も全疾病保障も追加で付けなければいけませんが、初期費用は低めになっていますよ。
住信SBIネット銀行の住宅ローンを選ぶメリットは?
住信SBIネット銀行で住宅ローンを借りると、共通して下のようなメリットが受けられます。
- 団体信用生命保険・全疾病保障が無料
- 保証料が0円
- 一部繰上返済は1円から手数料無料
- 店舗で対面の相談・手続きができる
具体的にどんなことができるのか、ここから詳しく説明しますね!
団体信用生命保険・全疾病保障が無料
住宅ローンを借りた後に気になるのは、働き手に万が一のことあるかもしれないということです。
ある日突然、お給料が止まってしまって、住宅ローンが返せなくなると困りますよね。
住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、団体信用生命保険があるので、万が一のときには保険金で住宅ローンが完済される仕組みになっています。
さらに、その保険料が無料(0円)というのがありがたいですね。
住宅ローンの金利にそのお金が含まれているのだとは思いますが、金利以外での支払いが発生しないのは魅力です。
また、全疾病保障になってしまって仕事ができなくなってしまったばあいも、月々のローン返済が保障されます。
自分や家族がそうなってしまうのは想像したくもないですが、備えとしてあることは安心につながりますよね。
この全疾病保障の保険料も0円です。
2つ紹介しましたが、どちらも保険料は三井住友信託銀行が負担してくれるんですよ!
保証料が0円
住宅ローンを借りる時に、銀行によっては保証料が必要なところもあります。
これが意外に高くて、思ったよりも負担が大きくなってしまった・・・ということもありがちです。
住信SBIネット銀行では、保証会社を利用してないので保証料はかかりません。
住宅ローンを借りるときの悩みが減るのは助かりますよね!
一部繰上返済は1円から手数料無料
住信SBIネット銀行の住宅ローンを借りたとき大きなメリットになりそうなのが、ちょっとお金が貯まったから繰上返済しようと思ったときに、余計な手数料がかからないことです。
1円でも余裕資金あれば、そのお金を住宅ローンの返済にあてることができます。
少しでも繰上返済することで借入元本が減っていくので、返済した分だけ支払利息が少なくなりますよ。
支払利息が減れば、その分だけトータルの支払額が減るということです。
固定金利の特約タイプを契約している場合で、全額繰上返済するばあいのみ、税込33,000円の手数料がかかります。
こういうケースは少ないと思うので、あまり気にすることではないかもしれませんね。
ちょっとずつ繰上返済していく分に関しては、固定金利の特約タイプであっても手数料無料で大丈夫ですよ。
店舗で対面の相談・手続きができる
ネット銀行は、自宅で気軽に住宅ローンが申し込めるところが便利ですよね!
しかし、大きな買い物なので、たまには直に相談したくなるときがあると思います。
住信SBIネット銀行なら、住宅ローンの専用店舗であるローンプラザで、スタッフに直接悩みや疑問を聞いてもらえるんです!
ローンプラザは、平日だけではなく土日もやっているので都合をつけて行きやすいと思いますよ。
ローンプラザの場所については、ミスター住宅ローンREALの説明の中で一覧にしてまとめているので、少し戻って確認してくださいね!
ただし、ネット専用住宅ローンだけは相談も手続きも店舗ではできないので、疑問や不安があったらカスタマーセンターに問い合わせましょう。
住信SBIネット銀行の住宅ローンで気をつけるべき点は?
- 事務手数料は借入額の2.2%
- 収入印紙税を払う必要がある
- 電子契約サービスで税込5,500円の手数料がかかる
事務取扱手数料は借入額の2.2%
これまではいろいろと手数料が無料になるのを紹介してきましたが、さすがにすべてが無料なわけではありません。
住信SBIネット銀行で住宅ローンを借りるとき、融資金額の2.2%の事務取扱手数料が発生します。
仮に3,000万円を借りたとすると、下の計算のとおり。
3,000万円 × 2.2% (税込)= 660,000円
こんなにも手数料がかかるんですよね。
これは気をつけないといけません。給料の何ヶ月分でしょうか。
住宅ローンを借りるのも大変ですね・・・。
収入印紙税を払う必要がある
住信SBIネット銀行で住宅ローンを借りるときに必要なのは事務取扱手数料だけではなく、収入印紙税もかかります。
収入印紙税は、借入額によって変わってきますが、決して安い金額ではありません。
- 100万円超〜500万円:2,000円
- 500万円超〜1,000万円:10,000円
- 1,000万円超〜5,000万円:20,000円
- 5,000万円超〜1億円:60,000円
たいていの方は20,000円になるでしょうね。
事務取扱手数料の金額が大きいので、収入印紙税を忘れそうになりますが、もれなく覚えておきましょう!
電子契約サービスで税込5,500円の手数料がかかる
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、来店せずに融資実行まで完了できるのが大きなメリットですよね。
ただし、電子契約サービスを利用するばあいは税込5,500円の手数料を負担しなくてはいけません。
ネットで完結するのは便利な反面、コストが掛かることに注意しましょう。
ちなみに、電子契約サービスとは、紙の代わりにPDFファイルなどで契約書類をやり取りすることですよ!
抵当権や登記は自分でやって節約しよう!
住宅ローンの新規契約のばあいは、家を買うことになりますよね。
新しく家を買ったら、それに対する登記や抵当権の設定が必要です。
これもお願いすることで、別途費用が取られてしまいます。
出費をできるだけ安くしたいのであれば、自分で抵当権や登記をしてしまうのも1つの手ですよ!
お願いすると10万円単位でお金がかかるところなので、自分でできれば大きな節約になります。
参考:住宅購入後の登記を自分ですると「40万→ほぼ0円」になる件
住信SBIネット銀行は借入後も節約しやすい!
住信SBIネット銀行で住宅ローンを借りると、その後のメインバンクが住信SBIネット銀行になると思います。
住宅ローンの金利が安くなるだけではなく、銀行口座として使うときにもメリットがあるんですよ!
たとえば、住信SBIネット銀行は、最大月15回まで他行宛振込手数料が無料で、ATM手数料も最大月15回まで無料になります。
今まで振込手数料やATM手数料を払っていたなら、今後は手数料分を繰り上げ返済に回せるので断然お得です!
住宅ローンの返済を考えていくと、ムダ使いしたくないという思いになりますので、こういった小さな節約も大事になってきますね。
住信SBIネット銀行の詳細は以下のページで。
私自身も住信SBIネット銀行をほぼメインに近い形で利用していて、今まで得した金額は数万円単位になると思います。
住信SBIネット銀行を使い始めると、銀行の手数料を払うのがもったいなく感じるはずです。
長く使っていると、手数料無料が当たり前という感覚になりますよ!
さいごに
金利は少しでも安くして、繰上返済も気軽にできるのが、住信SBIネット銀行の住宅ローンの良さです。
また、住宅ローン以外でもネット銀行はメリットが大きいので、余計なことにお金を払わずに済んで節約に大きく貢献するはずですよ!
他の銀行の住宅ローンと比較したいばあいは、こちらも確認してみてください。
審査に通るかどうかが微妙な可能性もあるので、複数の銀行に申し込むのも1つの手だと思います。
住宅ローンに申し込んだときの体験談は、下のページが詳しいので読んでくださいね!